似合わない買い物
買い物に行って、その後、戦利品と一緒にお昼ごはんを食べようとしている記念撮影です。
トレイの向こう側にある箱が、戦利品という名の宝物が入った箱です。
その向こうにある黄色い紙袋は買ったお店の袋ですが、よく似た色です。
たまたまお店のカラーがこの色なのか、店名入りの同色のタオルまでいただきました。
昨年2月に廃業してしまったイタリアの万年筆メーカーの人気商品です。
もう手に入らないだろうと思ってたのですが、こちらに引っ越してきてから行った、さびれた商店街にある輸入文具店で偶然見つけてしまって。
こんなところで会えるとは思っていなかった、憧れのペン。
ちょっと迷ったんですけど、買うなら増税前に……!などと言いながら。
このお店では普通の文房具は10%引きで売っているのに、「申し訳ありませんが、こちらはレアモノになりますのでお値引きできません」と言われてしまいました。
軽くショックでした。
「甘い生活」という名の万年筆。
すさんだ生活をしている無職が買うペンじゃない。
わかってます。わかってますとも。
だけど、今買わなかったら二度とチャンスないかもと思って!
増税だし!!(便利な言い訳)
このお店には、このモデルが2本ありました。
ニブがFとM。
おおぅ。どっちにしようかなあ。
試し書きをさせてくださいとお願いしたら、ボトルインクにつけペン式で試し書きさせてくれるかと思いきや、
「水でなら」
と言われて、水が入ったガラスコップを指さされました。
水で万年筆の試筆をするのは初めてでした。
書いた線が全然見えません……!
紙の角度を変えたり目を凝らしたりして、なんとか書いた線を凝視。見る見るうちに乾いてしまうんですが。
やっぱりMがよかろうなー、という気がしたし、ペン先を凝視したらなんとなくMの方がペン先の精度がよさそうな感じがしたので、Mにしました。
家に帰ってから、これはヨーロッパ共通規格なのだろうか?と思い、手持ちのウォーターマン製のコンバーターを装着しようとしたら、微妙なところで嵌りませんでした。
付属のコンバーターが壊れてしまったらどうしよう!と一抹の不安があります。
というようなわけで。
まだインクも入れてないので、ただの開封の儀の記事ですみません。
万年筆のインクは純正を入れたい派なんだけど、デルタのインクがもう手に入らないんだからしかたがない。
どのインクが合うだろう。と考えながら、いろいろ試してみようと思っています。