レトロなデジカメで路地散歩
中古で購入したのですが、買ったのがいつだったかは憶えてません。
当時まだまだフィルムカメラをメインで使っていたけど、デジカメも便利だよなあと考えてはいて、比較的きちんとしたデジカメが欲しいなと思って買った、だがしかし外観に惹かれて買った、というような購入動機だったと思います。
今回久しぶりに電源を入れてみたら、日付がリセットされていて、デフォルト日付が2004年1月1日でした。
ということはおそらく2004年くらいに作られたカメラなのでしょう。
このカメラで何を撮っていたんだろう、と思い再生してみたら、最後に撮ったのが2018年でした。
ずいぶんご無沙汰でした。
そんなわけで、久しぶりにこのカメラで撮ってみました。
おたふく窓の家屋が布団などを干していました。
……?日本語おかしいな。家屋が布団を干していたわけではなく。家屋で布団が干されていた、が正しいのかな。
昭和からある古い家が解体されている最中でした。
日曜日で業者の人はいなかったので、こっそり1枚だけ撮りました。
スーパーマクロモード使用。
こういうケースこそ、バリアングルを使えばよかったのにと、撮った後になって思う。
このカメラ、液晶モニタがバリアングル式なのです。
最近のデジカメと比べると、液晶画面がすごく小さくて、35㎜判フィルムの1コマくらいの面積です。
画面小さくて見えにくい……けど便利なバリアングル。
このカメラは光学ファインダーもあります。
視度補正もついててスゴイ。
液晶モニタをひっくり返してフタをして、ファインダーだけで撮影するのも、フィルムカメラみたいな感覚で楽しいです。
ピントがどこに合ってるかわからないのでスリリングな撮影になりますが……でも銀塩コンパクトカメラもそんなもんでしたよね?
猫発見。
とても暑い日でしたが、涼しくて誰にも邪魔されない、いいお昼寝場所を見つけたね。
……と思って静かに撮ったけど、直後に電源オフしたらジィィイーとやたら大きい駆動音がして、猫が目を覚ましてしまいました。ゴメン。
Optio 750Zの軍艦部には7.0 Megapixelsと誇らしげに赤い文字で書いてあります。
当時としては高い数値だったのでしょう。
でも、すごい大きい紙にプリントする予定とかもなく、Webに上げるくらいしかしないわたしのような路地裏写真家にはこれくらいのスペックがあれば全然困らない。
古いデジカメなので、手振れ補正ついてないとか、電源オンオフがうるさいとか、ズーミングが遅いとかピントが合うのが遅いとか、そういう不便なところも多々あるけど、それらを含めてなんとなくかわいいカメラです。
「持って歩くのが楽しくなるという性能」が優れているカメラなので、お散歩カメラとしてまだまだ使えると思います。