下敷きを考える
古いダイニングテーブルを作業机として使っているのですが、材が軟らかいのと、篆刻用の四角い石や文鎮など硬いものを扱うせいか、机の表面が結構デコボコになってしまっています。
この上で直接一枚の薄い紙に書き物をすると、思わぬところでデコボコに引っかかって、線がゆがむなどしてしまいます。
そういうわけで、下敷きを常用しています。
システム手帳はリフィルを綴じたまま書くより外して書く方が書きやすいので、たいてい外して書きます。その時に下敷きを使います。
現在使っているシステム手帳のリフィルは、フランクリンのポケットサイズと普通のバイブルサイズとA5サイズです。
一方、所有している下敷きは、ほぼ日手帳カズン用のA5と、ほぼ日手帳オリジナルサイズ用と、なぜかトラベラーズノートのレギュラーサイズ用とパスポートサイズ用。あと、カズン用を切って作った、NOLTY用のがあります。
下敷きなんて、机のデコボコが避けられれば、そして大きさが紙より大きければなんでもいい。
……と思っていましたが、最近はほぼ日手帳のものより、トラベラーズノートの下敷きがいいなあと思っています。
ほぼ日手帳の下敷きはきれいな色で気持ちがあがるのですが、ちょっと薄くて、上にものを乗せるなどして変な置き方をしていると、歪曲してしまうことがあります(机上をきちんと整理している人にはあまり関係のない話です)。
その点、トラベラーズノートの下敷きは、厚みがあってしっかりした材質なので、あまり曲がりません。
トラベラーズノートの下敷きで気に入っている点がもう一つ。
表面のザラザラ感です。
古いほぼ日手帳を切って穴をあけてフランクリンプランナーのバインダーに綴じて使っていますが、ほぼ日手帳のトモエリバーという紙は非常に薄くまたツルツルしているので、下敷きもツルツルだとちょっと書きにくい。万年筆など特に滑ります。
わたしの筆圧が頼りないせいもあると思いますが……。
ツルツルとよく滑るせいで、線が長くなりすぎたり思わぬ方向へ伸びたりして、字形がうまくとれないことがあります。
ところが、このトモエリバーをトラベラーズノートの下敷きの上に乗せて書くと、滑りすぎず、結構いい感じなのです。
実用とは関係ないですが、トラベラーズノートの下敷きは、デザインもオシャレです。些細なことですが、そのおかげで使うのが楽しくなります。