宇宙手帳

広く日常。

トマソンと変わりゆく路地

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無用門

この物件、10年以上前からあるんだけど、いまだに撤去もされずに存在している。

それで安心していると、ある日突然取り壊されていたりすることも多々あるから、こういう物件は見つけたら即記録しておかなければならない。

アンダーな暗い写真を撮ろうと決めて撮っている日だったので、なんか暗くてすみません。


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トマソン階段

これも随分昔からある物件。
ここらへんのエリアはトマソンだらけ。


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隣家の痕跡が残る壁

建物が取り壊されて、隣家の壁があらわになったところも好き。
次の建物が建つまでの間しか見られないレア物件なので、これもすかさず撮影。

家の跡が残る壁が良い。


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新旧こもごも。

大阪に移住する前に、よくこの路地を散歩した。
トマソン物件だらけだし、古い家がたくさんあって、とてもよい雰囲気で好きだった。

大阪から戻ってきたら、新しいこぎれいな住宅やマンションがいくつもできていて、わたしのお気に入りだった昭和な感じの木造住宅がたくさん消えていた。


上の写真も、手前に新しい建物が建つようで、工事が始まっている。
建物が建ったら、向こうに見えている古い家は見えなくなってしまうだろう。あの古い家、とても好みなのだけど。


町の変化するスピードは、人が思っているよりずっと速い。
ほんの数年で、ビックリするくらい変わる。


今大阪に遊びに行って、かつて住んでいたところを見てみると、お気に入りだった店がいくつも閉店していて、新しい建物が建っている。
3年ほどしか経っていないのに。


……と、数年以内にショックを受けるであろうことが、住んでる当時から予測できていたので、そこら辺の写真はたくさん撮ってあったのでした。

どうださすがだろう。
伊達に路上観察を10年も20年も続けていない。


ずっと後になって、懐かしい気持ちになれるように、住んでいるエリアの写真はたくさん撮っておかないといけないのです。

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