宇宙手帳

広く日常。

カリグラフィーワークショップに参加しました

土曜日、篆刻教室のため大阪に日帰りで行ってきたのですが、お稽古の前に時間があったので、茶屋町のナガサワ文具店に行きました。
何かおもしろいイベントやってないかなーと店頭の看板を見ると、「初心者向けカリグラフィー体験イベント」というのがあるようです。


こういうワークショップは人気があるので、直前に申し込んでもすでに満員だったりするよな……と思いながらも店員さんに訊いてみると、なんとひとりキャンセルが出て、ちょうど一人分あいているとのこと。ラッキーです。
欧文カリグラフィーは全くの初体験。ちょっと緊張。


講師は女性で、坪井なつみ先生。参加者は女性ばかり4人。
今回は、パイロットのパラレルペンというカリグラフィー用ペンとナガサワオリジナルの神戸INK物語という万年筆インクを使いました。参加者4人全員が神戸インクを所有しているという濃いメンバーでした。


まずは、慣れないパラレルペンで線を引く練習から。
直線、曲線。

先生からアドバイスを受けながら、少しずつ字の形を勉強していきます。

パラレルペンは万年筆のカートリッジやコンバーターが使えます。
神戸インクが入ったパラレルペンですが、他の色のインクを紙パレットなどに少し出して、それをペン先にちょっとつけて書くと、きれいなグラデーションになるという技がおもしろかった。
似てない色を組み合わせるのがコツみたいです。


カリグラフィー用のつけペンもあったので、ちょっと書かせていただきました。
パラレルペンよりお手入れがめんどくさそうだけど、書く線はとてもシャープで、書きやすいです。(写真の藤色のインクで書いてあるのが専用つけペンで書いた線です。線のキレがいいのがわかりますか?)
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奥の深いカリグラフィーの世界は、1時間や2時間で語り尽くせるものではなく。
このワークショップではnoelという字を練習して、カードを2枚くらい作りました。

先生が作られたかわいいカードをお手本に、いろんなインクやマステで遊びながらカードを作ります。

インク混ぜたりマステ貼ったりするのに夢中になって遊んでると、字の書き方を忘れてしまうのが困りものです。


短時間だったし、まあこんなもんか……とかいいわけしてますけど、こういう創作物を作るセンスが全然ないから、何か作って人と見せ合うような場はとても苦手です!

まあなんとかできました。

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創作苦手って書いたけど、字を書くのは大好きなので、とても楽しかったです。
漢字も仮名も欧文も、どれもそれぞれに楽しい。
参加できて本当によかったです。


パラレルペン買って帰りました。
神戸インク入れて家で練習します。

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ちょっと余談。

まだ直線や曲線を書く練習をしていた時、うまくペンが使いこなせないなーと思いながら一心不乱に線を書いていたら、先生がわたしに「何か字を書くことをされてるんですか?」と訊かれました。
書道をやってますと答えると、「ああ、やっぱり!」と言われたのですが……。
ヘタクソな線を書いてただけなのに、なんで書道やってることがわかったんだろう。プロの目ってすごいです。

余談その2。

その日の夕方になってから初めて知ったんですが、昼前くらいに関西方面で地震があったそうです。大阪も結構揺れたんだとか。
地震発生時刻は、ちょうどワークショップの真っ最中。


実は、ワークショップ中、一度ユラユラ揺れたような気がしたのです。
「揺れてる!?」
と思ったのですが、誰も何も言わないし、ちょうど先生がみんなの前で字を書いて見せていた時だったので、
「ああ、先生の筆圧で揺れてるのか」
と適当に判断して納得してたのでした。

あとで考えたら、あれたぶん地震ですね。
ワークショップ楽しすぎて、多少揺れててもどうでもいいみたいな雰囲気でした。