宇宙手帳

広く日常。

大晦日日記

1年間の反省……。


なんかするワケない。

日記帳を繰りながら、今年起こった印象的な出来事を振り返るなどしてみます。

カメラ・写真関係

今年買ったカメラ。

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素敵なカメラ買いましたよねー!!
いい買い物ができて本当にうれしいです。


実はもう一台買ってました。
今年の2月くらいに、ミラーレスなど。

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写真を本格的にやろうなどという気はさらさらなく、ただオールドレンズで遊びたいだけという理由で購入したミラーレス機。
安い国産レンズやソビエトレンズで遊びました。

もっと遊びたいのですが、他の遊びに時間を取られています。


フィルムカメラももっと遊びたい。
来年の抱負とさせていただきます。



写真といえば、今年はフジフイルム社のPhoto is写真展で『心に残る100選』に入選するという、自分が一番びっくりするような事態が起きました。


Photo is関係では、佐野史郎さんに選んでいただいたこと、展示していただいたこと、100選作品のフォトブックをいただいたことなど、どれもうれしいことでしたが、一番うれしかったのは、昨日届いた、『絆ポスト』投函メッセージかもしれない。

現物の写真を撮るのは控えます(すみません)が……。
これはPhoto is写真展の会場にて、各作品に対してメッセージを手書きで専用の用紙に書いて、会場に設置されたポストに入れると、撮影者本人に届くというものです。
主催者側としては、とても大変な作業だと思う……本当にありがとうございます。

で、わたしも10人か20人宛に手書きメッセージを送りました。今頃届いているでしょう。


わたしにもメッセージくれた人いるのかなあ、と思っていたのですが、自分が書いたのと同じ枚数くらいいただきました。

10代から70代までの皆様から、温かい言葉をいただきました。
うれしいです。ありがとうございます!!

文具関係

今年買った文具で、特に印象に残っているのはこの辺かなあ。

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だいぶ絞ってます。
イタバン(イタリアのバインダー)が好き。で、オフィシナ・リブリスのリアル小麦型押しのミニ6穴バインダーに大満足なのでした。

あと、M5サイズという超小型のシステム手帳も買ったのですが、なんか流行りに乗じたような形になってしまったので、ここでは省略。
3年くらい前からほしかったエレンが手に入ったので喜んでいます、とだけ書いておく。


万年筆については、実は気に入ってるのはセーラーのプロフェッショナルギアだったりするのですが。今年買った中で印象的だった2本を選んでみました。

中屋万年筆ピッコロ菖蒲は、納期が半年から1年以上先になるかも、とのことだったので「じゃあ来年の今頃もしかしたらまだ入手出来てないのかもしれない」と思っていたのに、1ヶ月で届いて驚いた。
心の準備ができてなかった。でもうれしいです。


年末が近くなると、万年筆好き界隈では、「今年の忘年筆」といって今年最後に買った万年筆を披露するのが流行りますね。

わたしの忘年筆はというと、これ(下図参照)になるのですが……。

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プレピーは紫が当たってラッキーでした。

「鉄ペンはノーカン」という、万年筆好き界隈の暗黙の了解に従うとすれば、今年最後に買ったのはAURORA88 Saturno(土星)ということになります。
土星さんとの出会いは本当にうれしかった。ちょうどお金(退職金……)がある時だったから買えた。よかった。

その他もろもろ編

実用イタリア語検定で4級合格したとか。

趣味関係以外では、今年は14年間続けた仕事をやめて、長年住んだ岡山を離れて実家に帰って、地元で再就職した、という大変動がありました。引越し大変でした。


あと、小さなことですが、今年よかったと思うことは、おいしいものをたくさん食べたことです。



悲しいこととか嫌なこともあったけど、全部含めての今年、来年に活かしていきたいものです。


いや……。
万年筆とかカメラとか、そういうものに散財するのは今年限りにしたいです。
来年はもっと、生産的な生き方をしたいです。

戸惑う純正厨

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入り口の引き手

市内にある老舗の万年筆店に足を踏み入れてみました。

小さいお店ですが、筆記具や消耗品類が整然と並べられていて、きれいなお店です。
この道推定70年くらいと思われる、大ベテランの店主のおじいさんとおばあさんがいらっしゃいました。


さて。

今日来たのは、「アウロラのブルーブラックインクがほしかったから」というピンポイントな動機がありました。
田舎の文具店には、なかなか置いてないアウロラのインク。
でもこのお店にならあるかも?と期待して来たのです。


それで、店主のおじいさんに「アウロラのブルーブラックはありますか」と訊いてみました。

すると、
「ないなあ」
と言われてしまいました。


インクが並べてある棚を見ると、パイロット色彩雫シリーズはかなり並んでいたし、あと他の国産メーカー品や、舶来ではペリカンやパーカーあたりが少し見えました。
でもアウロラはないらしい。

ないか……。じゃあしょうがないな。アマゾンで買うか。


おじいさんが言うには、
「今はもうアウロラのインクはどこにも売ってない。売れないから置いてない。どうしても欲しければ、東京の代理店に行くしかないだろう」
とのこと。

ええ!?
そんなにレアなのか!!


で、おじいさんからのアドバイスは、
「今はどこのインクもよくできてるから、他社のペンに入れても問題は起こらない。
パイロットなんかすごく研究し尽くしてるから、パイロットのインクを入れておけば大丈夫」
と。


わたしは、所謂「インク沼」には全然縁がなく、ブルーブラックとブルー以外の色にほとんど関心がありません。
更に最近は、ブルーのインクが書いてまもなく薄くなってしまうのが気になって(薄い色のインクがあまり好きでない)、ブルーブラック一本やりみたいになってきています。


インクの色に関心がない代わりに、純正厨というのか、万年筆本体のメーカーと同じメーカーのインクを入れたいという気持ちが強いようです。
以前は他社インクも結構入れてたのですが、少しいい万年筆を使うようになると、ちょっと神経質になってきたのか、純正を好むようになってきました。


少し前に出たムック『趣味の文具箱』Vol.46 万年筆使いの流儀特集でも、「原則的に同一メーカーのインクを使うこと!」と専門家が言っています。
ネット上にある万年筆の使い方指南サイトなどを見ても、たいていそれが書いてあります。


「他社インクを入れて大問題が起こった事例がある」(軸の内部が溶けたとかなんとか)
「他社インクを入れると、中でインクが詰まってくる」
「他社インクを入れると保証の対象外となる」

などといったものものしい話も、本やネットでささやかれています。


しかしその反面、先述の「専門家」と同業者である別の人が平気で他社インクを楽しんでいる様子も、同じ本に載っているという謎……。

結局は、個人の考え方の問題であって、最終的にはお馴染みの「自己責任」の4文字で決着させられる話なのでしょう。


老舗の老紳士が大丈夫と言っておられるのだから、たぶん大丈夫なんだろう。
他のメーカーのは知らないけど、パイロットなら間違いないみたいな口ぶりだったから、恐る恐るパイロットの深海を入れてみようか。


それにしても、アウロラのインクってそんなに入手困難なのかな……。

アマゾンにはあっt……いや……アマゾンばかりで買う人が多いからこういう小さなお店が経営が厳しくなるのだ。
……そう思ったからこそ、アマゾンで買わずにお店まで来たんだけどなあ。


純正厨はこれからどうすればいいんだろうなー。

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インクついてたけどこれ黒なんだよなー

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AURORA 88 Saturno

近況など

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仕事を探しているのですが、まあなかなかうまくいかないワケで。

前職と同じような仕事はもうやりたくないなあと思っていて、しばらくは失業保険をもらいながら休息しようなどとも考えていたのですが、実家で親と一緒に住んでいると、ずっと家にいるというのが非常に居づらい。

口には出さないけど、早く働けと思ってるんだろう。そうに違いない。

……と、言われてもいないことを妄想し始める。
早く仕事探せと圧力かけられるのも嫌だけど、気を遣われるのも嫌だ。


今の状況、精神的によくありません。


なので、こんな状況で日々を過ごすよりは、失業保険の受給を待つよりも、さっさと働いた方がずっと健康的だと考えるようになりました。


いっそ文具店で働けたら、趣味と実益を兼ねられて楽しいのではという妄想もしました。
で、ここで働けたら楽しいのではないか!?という、よさそうな働き口があるにはあったのですが、職安の企業説明会で直接そこの担当者と話をしたら、まああなたのような人には無理ですよみたいなことを言われたので、あきらめるしかありませんでした。


職安で職業相談を受けると、(これまでの経験上)2回に1回くらいは横柄な人、または失礼な人に当たって、
「あなたの探してるような仕事はありませんよ」
と、鼻でせせら笑うように言われることもありました。

人に仕事を紹介する立場がそんなに偉いのか?


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そんな時には気分転換だ!

そんなことが続いて、仕事探しのモチベもダダ下がりになり、数日間落ち込んでいたのですが、謎の好転が訪れることってあるのですね。


ちょっとうまくいき始めたのかもしれません。
まだわかりませんけど。

こないだの職安の人は、とても親身になってくれる人でした。
その人のおかげもかなりある気がする。


思うようにいかなかったり、バカにされたり、そういうことを繰り返しながらも、全体として見た時、一つの方向へ導かれているような感じがしています。

もちろん、よい方向へ。


なんかストレスたまって、高級文房具に散財したりしたけど、こういう買い物もう本当にやめにしたい。
ストレスで買うとかよくない。

仕事決まったら、買い物よりも仕事にやりがいを見出したいです。

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でもこれはいい買い物。

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今の気持ちを書いて残しておくために、よい筆記具は必需品だし。

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上質のものを使っていれば、人間の質も向上するかもしれないし。

好きな文具に囲まれて、時々写真を撮りに出かけたりしていれば、だいたい幸せなのです。
あとは仕事だなー。

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