手帳と万年筆
宇宙インクも増えたし、宇宙マステも追加したので、宇宙手帳がますます充実してきました。
こんな手帳(というか中身は日記的なものです)を書くのに、よく合う万年筆のひとつがこれ。
岡山のうさぎやオリジナル万年筆『美星銀河』。
開封の儀的な写真を撮っていなかったので、使用中の写真です。ペン先にインクとかついててスミマセン。
宇宙をモチーフにした万年筆は、いろんなメーカーや文具店から結構出ていて、どれも美しくて心惹かれてしまうので困ります。
宇宙万年筆は、ラメなどキラキラしていて美しいせいか、どれもお値段が高めな気が……で、プアマンにとっては、いくら宇宙が好きでも、気軽にコレクションするというワケにもいかない困った存在なのです。
それでも美星銀河は買おう、と思った理由のひとつは、この万年筆がただ単にキラキラきらめいているだけではなく、なんか宇宙の暗黒面も表現されてる気がしたからです。
全体のベースになっている空の色は、結構暗い色です。こころもち紫がかった深い青。
金属のトリム部分はシルバー色で、地味といえば地味です。「銀河だから銀にしました」っていうだけの話なのかもしれませんが。
キラキラのラメが入っているのは、キャップと首軸だけ。胴軸と尾栓は、深い青紫色の暗黒空間のようです。黒に近いくらい。
よくよく見ると、微粒子レベルのラメが入っているようにも見えるのですが、目が悪いので自信がありません。
わたしは宇宙の暗黒面や、解き明かされる予感が全然しない暗黒の謎が広がってるところに、強く魅力を感じています。
宇宙の謎は、人類には絶対に解明できないと思うし、簡単に解明されてほしくないと思ってます。
なので、宇宙のかなたに暗黒の謎が横たわっていることを思い出させてくれるような、この万年筆のデザインが最高に好きです。
字幅は、中字です。
いろんな字幅を使ってみましたが、わたしは持ち方に癖があるらしく、太字だとインクが紙に乗らないことがあるので、中字以下を中心に所有しています。
個人的に、日記には中字が書きやすいです。紙との摩擦抵抗が少なく、長時間長文を書いても疲れません。
入れているインクは、当然の如く、万年筆と同じうさぎやオリジナルの『美星の夜空』です。
これも少し紫系。
美星町に行ったことがないことだけが残念です。
フィルムカメラの入院
3週間ほど前にお迎えしたRollei35Sさんと一緒に年を越せないことになりました。
昨日空シャッターを切っていて、なんかおかしいなと思ったら、低速シャッターがバルブ状態になっていました。
保証書と一緒に購入店に持って行ったら、なんかすごく恐縮されて謝られて、こっちも恐縮してしまった。購入時にちゃんとシャッター速をチェックしなかったわたしも悪いのに。
「オーバーホールしたのになあ」と言っておられましたが、Rollei35は低速シャッターに不具合が出ることが多いとどこかで読んだことがあるので、わたしはそんなに驚きませんでした。古いカメラですし……。
驚きはしなかったけど、ちょっとだけショックでした。
年が明けたら元気になって戻ってきてくれると思います。
カメラの革を張り替えました。
ずっと昔に買っていたフィルムコンパクトカメラのひとつ、GR10。
高級コンパクトカメラGR1と同じ高性能レンズ(28mmGRレンズ)をつけているけど、ボディの素材や機能面を一般向けにして発売された、お手頃価格のモデルです。
露出補正ができないから中途半端だとか、高級感が見劣りするとかいった批判の声もありますが、レンズがよいので写りはよい、実用本位のカメラです。
わたしも、
「カメラのボディの高級感なんかどうだっていいんだYO!」
という考え方ではあるのですが……
グリップ部分が経年劣化でベタベタしてきたのだけは気持ち悪かった。
廉価版だからゴム張りにされたんだろう……この点だけはちょっと面白くないです。
ネットで調べたら、ベタベタになったゴム部分をアルコールで拭くといいと書いてあったので、拭いてみました。真っ黒な汁が出ました。
(拭いたのは10年以上前の話なので、実況写真がなくてすみません)
きれいに拭けたのはいいんだけど、写真を見ての通り、ツルッツルのプラスチック面になってしまいました。これだと手が滑りそう。
張り革を買いに
というわけで、カメラ用の張り革を探しにビックカメラに行ってみました。
店内を一通り探しても、それらしきものが見当たらなかったので、店員さんに訊いてみました。
すると、その女性店員さんは、一瞬「あっ……」という顔をして、こう言ったのです。
「すみません、あったんですけど、昨日出ちゃったんです」
エエー!?
あったのに買われちゃっただと!?
そんなマニアックなものを、しかも昨日!?
だ、誰だー買ったのは!!
……でもちょっと待って。
それを買っていった人というのは、きっとフィルムカメラを使ってる人なんじゃないだろうか。
だって、デジカメなら数年で買い替えるから、ゴム張り部分がベタついてくる前に買い替えることになるだろう。
もしベタついてきたとしても、自分で革を張り替えようと考えるよりは、新機種に乗り換えるんじゃないかと思う。
カメラの革を自分で張り替えようという人は、十年くらいは大切にカメラを使っているか、または古いカメラを入手したかである可能性が高い。
わたしと同じように、カメラに張ってやる革を買っていった人がいる。それもきっとフィルムカメラ。
そう考えると、ちょっとうれしくなった。
いよいよ張り替え
前置きが長くなりましたが。
手先が非常に不器用なので、工作は苦手なのですが、愛機の高級感UPのために張り革に挑戦です。
張り方は丁寧に解説が書いてありました。
今回の場合、元の革がないので、張る面積の大きさを測り、丁寧に革と付属の両面テープを切りました。
こんな感じ!
初めてにしては上出来ではないでしょうか。
見た目がよくなったのみならず、撮影時に手が滑らなくなったのが一番いいですね。
とか言ってるけどまだ張り替えてから撮影してないんですけどね。
液晶死んでるし、うまく動くかわからないカメラではありますが、革を張り替えただけでも愛着がわきました。
またお出かけに連れ出そうと思います。
張り革がたくさん余っているので、他のカメラの、たとえば親指が当たるところだけに張ってもいいし、いろいろ楽しんでみます。