宇宙手帳

広く日常。

路上観察活動で出会うもの

最近更新頻度が低くてすみません。

Instagramの方が手軽で反響が大きいので、ついついそちらに流れております。


先月、Instagramに路地写真専用垢を新設しました。
路地とか古い建物とかそんなのが好きな自分がおかしいのかと思っていましたが、同好の士がたくさんいることがわかって、非常に楽しいです。


今日も、コンデジを手に路地を徘徊していました。

良物件がたくさんあって興奮でしたよ!

川沿いの古い家を撮影していて、建物の全景をフレームに入れたくて、道路から1mくらい下の、水面に近いところまで階段を降りた時のことです。

なんとなく川を見ると、意外なものが泳いでいました。

写真があまり鮮明でなくて申し訳ありません。
わかりますかコレ。

エイでした。


……エイって、淡水の川にいるものなんでしょうか。

いませんよね?
普通、海にいますよね!?


家に帰ってネットで調べてみましたが、やはりエイは海にいるものだと。

淡水エイというものもいるようですが、画像を見ると、黒くて丸くて白い水玉模様があって、しっぽは短いみたいです。
わたしが見たのは、菱形で、水族館でサメと一緒に泳いでるようなエイだったから、所謂淡水エイとは全然違う。


家に帰って建物写真の整理が一段落つくと、エイのことがじわじわと気になってきました。


路上観察をしていると、意外なものを発見してしまうこともたまにあるのですが、今日のエイには本当に驚きました。

さよならGRD

今週のお題「最近壊した・壊れたもの」

↑↑ 昨日ショッキングなことがあったのでブログを書こうと思ったら、タイムリーなお題が出てました……。

カメラが壊れました。


GR Digitalという古いコンデジです。

高級(銀塩)コンパクトカメラのGR1がほぼそのままデジタル化したかのようなデジカメが出た!!ということで当時話題になっていたような気がします。
わたしが入手したのは、GRDが世代を重ねて初代の中古品が手に届く値段になってからのことでしたが。


GRDとはだいぶ長い付き合いでした。

大阪の路地などたくさん撮ったし、中国出張や香港旅行にも連れて行きました。

昨日、少し空き時間ができたので少しでも路地を撮ろう、と思い、カバンから出して電源を入れたら、ジー、ブブブブ…ジー、ブブブブ…と変な音を繰り返すだけで、液晶モニタに何も映らず、やがて電源が落ちるという状態でした。

しかも、鏡胴が出たままになってしまい、二度と沈胴しなくなってしまいました。


何度も電源を入れ直したり、電池を入れ直したりいろんなことを試みましたが、状況は変わりません。

古いカメラだから、寿命だったのでしょう。


とても寂しい気持ちでしたが、電池を抜いて、布でくるんで防湿ケースに入れました。
ちょっと捨てる気にはなれないので……。


しかしよく考えると、壊れるまで使ったカメラって今まであっただろうか。

壊れる前に下取りに出して新しいカメラを買う、というのが通常だったし、壊れてないけど使わなくなってしまいこんでしまったカメラもフィルムカメラを含めて何台かある。

寿命で壊れるまで使ったカメラは、もしかするとこのGRDが初めてかもしれません。

壊れる前日、最後に撮った写真。

今までありがとう……感謝の気持ちしかありません。

レトロなデジカメで路地散歩

PENTAX Optio 750Z

中古で購入したのですが、買ったのがいつだったかは憶えてません。
当時まだまだフィルムカメラをメインで使っていたけど、デジカメも便利だよなあと考えてはいて、比較的きちんとしたデジカメが欲しいなと思って買った、だがしかし外観に惹かれて買った、というような購入動機だったと思います。


今回久しぶりに電源を入れてみたら、日付がリセットされていて、デフォルト日付が2004年1月1日でした。
ということはおそらく2004年くらいに作られたカメラなのでしょう。


このカメラで何を撮っていたんだろう、と思い再生してみたら、最後に撮ったのが2018年でした。
ずいぶんご無沙汰でした。


そんなわけで、久しぶりにこのカメラで撮ってみました。

おたふく窓の家屋が布団などを干していました。
……?日本語おかしいな。家屋が布団を干していたわけではなく。家屋で布団が干されていた、が正しいのかな。


昭和からある古い家が解体されている最中でした。
日曜日で業者の人はいなかったので、こっそり1枚だけ撮りました。


スーパーマクロモード使用。

こういうケースこそ、バリアングルを使えばよかったのにと、撮った後になって思う。

このカメラ、液晶モニタがバリアングル式なのです。
最近のデジカメと比べると、液晶画面がすごく小さくて、35㎜判フィルムの1コマくらいの面積です。
画面小さくて見えにくい……けど便利なバリアングル。


このカメラは光学ファインダーもあります。
視度補正もついててスゴイ。
液晶モニタをひっくり返してフタをして、ファインダーだけで撮影するのも、フィルムカメラみたいな感覚で楽しいです。

ピントがどこに合ってるかわからないのでスリリングな撮影になりますが……でも銀塩コンパクトカメラもそんなもんでしたよね?

猫発見。
とても暑い日でしたが、涼しくて誰にも邪魔されない、いいお昼寝場所を見つけたね。

……と思って静かに撮ったけど、直後に電源オフしたらジィィイーとやたら大きい駆動音がして、猫が目を覚ましてしまいました。ゴメン。


Optio 750Zの軍艦部には7.0 Megapixelsと誇らしげに赤い文字で書いてあります。
当時としては高い数値だったのでしょう。

でも、すごい大きい紙にプリントする予定とかもなく、Webに上げるくらいしかしないわたしのような路地裏写真家にはこれくらいのスペックがあれば全然困らない。


古いデジカメなので、手振れ補正ついてないとか、電源オンオフがうるさいとか、ズーミングが遅いとかピントが合うのが遅いとか、そういう不便なところも多々あるけど、それらを含めてなんとなくかわいいカメラです。

「持って歩くのが楽しくなるという性能」が優れているカメラなので、お散歩カメラとしてまだまだ使えると思います。

余談

懐かしカメラで楽しく散歩写真を撮っていたのですが、夕方になって少し具合が悪くなりました。カメラじゃなくてわたしが。
軽く熱中症だったみたいです。

「夏は暑いから路上観察はやりません」と言っていたくせに、ついつい撮り歩いてしまいました。

やっぱり夏は路上写真あまりやらないのが正解なのでしょう。