宇宙手帳

文具とか園芸とか。広く日常。

年末のチーさん

去年、つぼみが付いた状態で買ってきて、うちできれいな花を咲かせてくれた、巨大カプトメデューサさん。

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去年8月の頃の写真。

花が咲いた後、子株が出るかなーと楽しみにしていたのですが、何ヶ月待っても子株が出る様子がありませんでした。


そんなある日、一番外側の葉が浮いたようになっていたので、めくってみたら、葉の内側の根元に、1ミリくらいの小さな粟粒のようなものができていました。


……これは!
子株の芽に違いない!!


と思い、日々葉をめくって観察していました。


が。

この粟粒状の芽のようなものは、それ以来少しも大きくならず、なんか茶色くなってきてしまいました。


この個体は、子株を出すのに失敗したんだろうなと思いました。
もしかしたら、わたしがあんまりしつこく葉をめくって眺めていたから、それがストレスになったんだろうか。

残念だけどしかたがない。
あとはこの巨大な株が、枯れていくのを待つだけなんだ……。


と思いつつも、枯れるまでは面倒を見てやろうと、水やりはいつも通りしてやってました。

近頃、急に株が痩せてきて、いよいよ終わりが近いのかと、悲しい気持ちになっていました。


そしたらこの年末。
帰省のため家を出ようとした、まさにその時でした。


突然見つけたんですYO!!

今までさんざんめくって内側を観察していた葉とは別の葉の内側に、巨大な子株ができていたのを!!

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すごく見えにくいんですが、います。

子株も親に似て巨大で、すでに4センチ近くの長さになっています。太さもかなりボテッとしています。


ものすごく驚きました。
叫ぶほど驚きました。


というか。

今までこれに気がつかなかった自分に一番驚きますよね。

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絶対隠してる。

親の葉が、まるで子株を包み隠すかのように内側に丸まっていて、子株もまた、親の葉にきれいにくるまって隠れるように、少しずつ生長していたようです。

加えて、他の葉の内側の粟粒状の物体に気を取られていたせいもあって、この子株に全然気がつかなかったというわけです。(ていうかあの粟粒状の物体は何だったんだ!?)


この子株、いつの間に出てきて、いつの間にこんなに大きくなってたんだろう。
完全に囮に騙された感じです。


というわけで、あきらめていた巨大カプトメデューサの世代交代が見られて、喜びのうちに新年を迎えることができました。
この子が親を超える巨漢に生長してくれるのを楽しみにしています。


チーさんたちとの生活は、驚きに満ちていて、本当に楽しいです。

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痩せたけどまだこれくらい大きい。

GR10と写真の本

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RICOH GR10

GR10というフィルムカメラに、十年ぶりくらいでフィルムを通して、撮った写真ができあがってきました。

露出補正ができないフルオートカメラなので、白飛びとかは仕方ないかなーと思ってしまいますが、なんか色が変に写ってることがあって、これは謎。

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先日のカフェにて。

手前の本、もっと緑色がかった色をしていたのに……。
なんでこんな色に写ってるんだろう。
オールドカメラにはいろいろと不思議現象があるのかもしれません。わかりません。

スゴイ本を発見。

GR10写真の同時プリントを待つ間、本屋に行ってました。
少しは写真がうまくなるような本がないかなあと思って、探してみたんですが、こんな本があった!

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『なぜ上手い写真が撮れないのか』という本。

自分が思っていることがそのまんまタイトルになったような本ではありませんか!!
ドキッとしました。


そしてさらによく見て、もっと驚いた。

作者が、丹野清志さん!!


この人の書かれるカメラ本・写真本が大好きなのです。
ずっと前から読んでます。
絶版本も、図書館で借りて読みました。

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レンジファインダーの本だけ、取り出しにくいところに埋もれてたので写ってませんスミマセン。

一番好きなのは、『コンパクトカメラ撮影事典』という本。
手垢ついてボロボロになってますけど、今でも大好きな本です。作例写真もとても好みなのです。

もうおじいちゃんらしいので、新刊書はもう望めないだろうなあと勝手に思っていたところにこの発見だったので、本当に本当に驚きました。
そして歓喜
また丹野さんの本が読めるなんて。


でも今回の本は、今までの本と、装丁の雰囲気がなんというか、ちょっと違ってますねww出版社も違う。


わたしが「うまいなあ」と思う写真というのは、技術的にどうこうではなくて、「人の心を揺さぶるのがうまい写真だなあ」と思う写真のことです。

だから、丹野さんの言う「上手い写真」というのとは少し違っているかもしれません。


そうではあっても、もっといい写真を残したい。チョロスナであっても、いい形で残したい。
そう思ってモヤついているこの気持ちに、少しでも整理がつけばと思って読んでいます。

カメラと写真と

年末に修理に出していたRollei35Sの修理が終わったという連絡があったので、朝カメラ屋に行って、Rolleiさんを連れて帰ってきました。


その後、フィルムで撮られた写真の写真展を2つも見に行くことができました。
写真展2つとも、規模は小さかったけど、フィルム撮影の良さを堪能できるよい展示でした。

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2つめの写真展でいただいたり買ったりしたもの。

それから、カメラ関係の古い本が多数置いてある喫茶店で小一時間、ミルクコーヒーを飲みながら(カフェラテとかカフェオレとかいうネーミングじゃないところが好き)、赤瀬川原平さんの中古カメラの本を読みました。


赤瀬川さん、カメラだけじゃなくて万年筆もお好きだったんですね。もうすっかり同病相哀れむ感じで読みました。

金属カメラや万年筆に惹かれてしまう人は体内磁石を持っているそうで、この病気は主におじさんの持病らしいんだけど、まあわたしもおじさんみたいなもんだから納得……。

写真展で話すこと

そんな感じで、楽しい1日になったワケですが、写真展に行くと、ちょっとだけ心にわだかまりが残ったまま会場を後にすることがあります。

撮影者の方と少しお話などさせていただくと、
「写真撮られるんですか?」
と訊かれることがあります。
訊いてる方は、社交辞令というかもう挨拶みたいなもんなんだろうなと思うのですが、わたしはそう訊かれるのがなぜか苦手です。

この質問を受けると、なんかビクゥッとしてしまって、
「い、いえ、本格的に撮ってるわけじゃないです!」
などと後込みしてしまうので、会話がとぎれてしまうのです。

それ以上訊かれたくもないので、会話がとぎれて半分ホッとしてるんだけど、
「なんでわたしはこの質問が苦手なんだろう。ちゃんと会話できないのかYO」
と自己嫌悪に陥ってしまうのです。

写真を撮るのは楽しいけれど

数年ぶりにフィルム写真撮影を再開して、とても楽しいし、自ずとフィルム写真の写真展を見に行く機会も増えて、充実してきたなーと思います。

だけど、こうしてブログなどでは写真をやってることを平気で話しているのに、写真展で作家さんに「写真やってるんですか」と訊かれるとビビるという実態があるわけで。


写真やってることを知られたくないのかな、と自問してみる。
決してそういうわけでもないみたいなんだけど、どうやら、
「写真展を開催するような写真作家と自分とは格が違う」
という思いがあるようなのです。

自分がやっているのは、お散歩写真に過ぎなくて、作家さんと写真について語り合うような資格は自分にはない。
そういう心境なのです。


本当は、写真の話とかカメラの話とか、したいと思っているのに、そういう変な意識が邪魔をする。

で、少しは作家さん(=本格的に写真をやっている人)と対等に話がしたいという思いが高じて、写真教室にでも通ってみれば、気持ちが変わってくるかも?という妄想が生じてきました。

だけど。

教室に通うほど、わたしは表現を追求したいんだろうか。
散歩写真で満足してるんじゃあなかったんだろうか。
わたしの写真はそもそも自己満足のはずなのに、技術的に上手になったら何が変わるというんだろう。

高い授業料を払って教室に通って、写真うまくなる必要なんかあるのか?


そんなことを考えて、写真との向き合い方がどんどんわからなくなってきてしまいました。

写真に対する思いがあやふやだから、写真展で話しかけられても会話が続かないんだろうな。
ブログにはこうやってブツブツと長文を書いているというのに。