宇宙手帳

広く日常。

【読書感想文】バチカン・エクソシスト

悪魔憑きの実例を紹介しながら、実際にエクソシストとして働く司祭数人のインタビューを通して、知られざるエクソシストの姿を浮き彫りにする。著者はアメリカのジャーナリスト。
悪魔や悪魔祓いに対する教会のガイドラインは存在するが、エクソシストにもいろんなタイプがおり、考え方も施術の方法もさまざま。伝統的儀式を行う人から、しかたなくこの仕事をしている人、カリスマのような人などなど。
 
悪魔崇拝者の章では、警察が「悪魔が憑いているかどうかは関係ない。悪魔セクトと称しているが、単なる犯罪組織だ」と言っている。
精神科医の章では、悪魔を信じない精神科医が「悪魔憑きといわれる症状は、本人の演技か、エクソシストが無意識に催眠術をかけているかのどちらかだ」と言っている。


以下、個人の感想。

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