宇宙手帳

広く日常。

カメラと万年筆

万年筆を買った時と、カメラを買った時と、どちらがよりうれしさや満足度が高いか。

……などという無駄なことを考えるけど、どっちもうれしいに決まってる。


ペンを買った時のうれしさは、
「このペンで何を書こう。楽しいことをいっぱい書きたい」
だし、

カメラを買った時のうれしさは、
「このカメラでどんなものを撮るだろう。楽しい写真をいっぱい撮りたい」
だし。


本質的にそんなに変わらないですよね。

でも、もう、万年筆もカメラも、「必要な分は所有した」という状態に達しているので、これ以上無駄に増やすのはよくないよなあ。


と、言いつつの。

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今日買ってきたデジカメ!!


8000円の中古品だから大目に見てください。

レンズに傷が入ってるという理由で安かったんだけど、外観はかなりきれい。よく見ると小さな傷はあるのだけど、そんなものは中古を買う人は気にしない。
あと、ファインダーにゴミが入ってる気もするけど、コンデジなのに光学ファインダーがついてるっていうだけで今どき貴重。


「今時」って言ったけど、10年前に発売された機種です。


「ちょっと古いコンデジ」という微妙なジャンルを愛する人たちが一定数存在するようです。
最新のじゃなくて、数年前とか十数年前とかの、1000万画素もなかったり、AFがすごい遅かったり、動画がイマイチだったりするヤツらをかわいがる人たち。

なんとなくわかります、その気持ち。
最新機種に追加された新機能なんて、個人的には用がなかったりするし、画質がほんのちょっと上がりました!とか言われてもわからないし、むしろ使いにくくなってる面もあったりする。
そして新しいものは当然値段が高いので、おいそれと買えない。


そこで古いデジカメを愛好する人が出てくるワケだ。

わたしは別に古いデジカメの愛好者でもコレクターでもないけど、古いデジカメは嫌いじゃない。
なんとなく、古いやつらの方が可愛げがあるような気がする。
出来が悪いんだけど、そこがかわいいっていうか。

そして、必要十分には撮影できる。

中古が安い。


といったようなわけで、何年も前からなんとなく「カッコイイなあ、いつか機会があったらほしいなあ」と思っていたPowerShotのGシリーズと、町の小さなカメラ屋で出会ってしまったんだから、もうしょうがないよな。


この武骨な外観。ダイヤルいっぱい。そしてダイヤルには数字とかがいっぱい書いてある。
コンデジというには大きいし厚いし重いけど、もはやそんなことはどうだっていい。

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山あいの桜

早速近所を撮ってみた。

山の緑の間にポツンと1本だけ咲いてる桜ってすごく好みのシチュエーションですYO!

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いい感じ!


本当は単焦点が好きだけど、せっかくズームがついてるので、ズーミング撮影も楽しもうと思います。
というか上の2枚はズームして撮りました。

単焦点主義もたまにはどこかに置き忘れて、写真を撮ることを無節操に楽しみたいと思います。