宇宙手帳

広く日常。

弁当箱を変えてみた

【BEFORE】ステンレス弁当箱

ザッと10年くらいの間(適当)、ステンレス製の弁当箱を使っていました。

プラスチックの弁当箱だと、細かい傷に雑菌が入って、ニオイが染みつきそう、という気がしたので、衛生面からの選択です。

f:id:oolongchai1211:20190518212048j:plain
ステンレス弁当箱たち。

丸型2段式のタイ製(Seagull)から始まって、健康診断で痩せろといわれて、360mlの日本製ステンレス弁当箱になり、最近までこれを使っていました。


ところが、最近になってステンレス弁当箱に不満が出てきました。
容量が少ないとかではなく。


「なんか、ごはんがまずい。」


これでした。


なぜ最近になって急にごはんのまずさが我慢できなくなってきたのかというと……推測ですが、1年半くらい前まで、ちょっと精神を病んでいたようになっていたので、メシの味などどうでもよかったのかもしれません。
精神が健康になってきたことで、「いくら冷や飯でも、ごはんってもっとうまいはずではないのか?」ということに気が付き始めたようです。


ステンレスの弁当箱には、シリコンのパッキンがついているので、汁が漏れにくいのはよい点でした。

でもごはんはおいしくない。
ついでにおかずも水分を帯びていて全体にベッタリしている。
この気密性の高さが、かえってよくないんだろうか。


あたたかいごはんと凍ったままのブロッコリー、生ぬるいゆでたまご、焼いたソーセージ、生のプチトマトなど、温度バラバラのものを入れて蓋をして会社に持って行って、お昼に開けた時には、蓋の裏は結露ビッシリ。
全体的に水っぽいし、何よりごはんがまずい。冷たくて硬くてベチョッとしていて、食べていて途中でやめたくなる。

お米の銘柄はあきたこまち、またはつや姫。しかも炊く時に雑穀を混ぜているので、本来とてもおいしいはずなのですが……。

【AFTER】曲げわっぱ弁当箱

ロフトの見切り品ワゴンで、曲げわっぱ弁当箱が1000円で売られているのを見たのが、曲げわっぱに関心を持ち始めたきっかけでした。

結局その1000円のは買いそびれてしまったのですが、なんとなく気になったのでネットで調べてみた結果、


曲げわっぱ弁当箱は、ごはんが冷めてもおいしい」


という情報が目に入って来ました。


知識としては、まげわっぱのことは以前から知っていました。
でも、一部のOLがインスタ映えを狙って使う小道具だろう、くらいにしか思ってませんでした。
それに、カビ生えそうだなとか、容量の割にはデカそうだなとか、そういうマイナスの印象が結構強かった。


だけど、ごはんがおいしいと聞いて、俄然興味を持ち始めました。


通販だと、塗装にシンナーが含まれていてごはんが臭くなるとかいう話もあったので、店頭で見て(嗅いで)から買おうと思い、探しに行きました。

そして選んだのがこれ。

だいぶ探しましたけど、細かい話はおいといて。

買ってきました。

f:id:oolongchai1211:20190516223311j:plain
こんなの。

早速、次の日に試してみました。
以前と同様、温度がバラバラの食材を詰めて、蓋をします。

f:id:oolongchai1211:20190518213349j:plain
適当に詰めてるとこ。ブロッコリーは凍った状態です。

(ゆでたまごにはクレイジーソルトをかけるのが長年の習慣です。)


そしてお昼。
ドキドキしながら蓋を開けてみました。


スゴイ!!

蓋を開けた時の状態が、ステンレス製とは全然違う!

結露が全然ない。
入れた時のまんま、ごはんもおかずも、ベッチョリでもなければカピカピでもなく、しっとりしています。
これなら冷や飯でもおいしいです!


購入した曲げわっぱ弁当箱

ピンからキリまである曲げわっぱ弁当箱の中で、避けたのは、「ウレタン塗装のもの」と、「どこかよくわからない場所で漆塗りされたもの」でした。


ウレタン塗装されているものは、表面がツルッとしていてお手入れは楽だけど、木の調湿性が失われてしまうので、極端な話プラスチックの弁当箱と同じようなものになってしまうらしいという話で。それでは曲げわっぱを使う意味がない。

どこかわからない場所で漆塗りされている安価なものは、漆をシンナーで薄められている可能性があり、長期間臭いが取れない恐れがあるそうなので避けることにしました。


条件はその2つとあと予算だけだったんですが、これというものがなかなか見つからなくて、最終的にこれを選びました。

f:id:oolongchai1211:20190516223350j:plain
中に仕切り板が1枚入ってたけど、使ってません。

栗原はるみブランドの、茶色の漆塗り。
4800円くらいでした。

f:id:oolongchai1211:20190516223425j:plain
ブランドロゴは控えめに底面に……。

漆は国内で塗られているので(おそらく)良しとしても、材が合板で中国製なのがちょっと気にならないでもなかった。
合板だから接着剤使ってるだろうしな……。合板にしたことで、木材の調湿性はどの程度犠牲になるのか。それに、接着剤の臭いはどうなんだろう。

というあたりが、実際に使ってみるまではわからなかったので、ちょっと不安もありました。


……しかし。

そんな心配をよそに、溶剤や接着剤の臭いは全然ありませんでした。
合板ということで若干懸念していた木材の調湿性も、思ったほど失われてはいないようで、ごはんもおかずも適切な湿度を保っていて、おいしくいただけます。合板だけど全然イケルなーという印象です。
さすが栗原はるみブランドです。


お弁当がおいしく食べられるようになって、かなりゴキゲンです。
お昼ごはんは大切ですね!