宇宙手帳

広く日常。

本当に好きなもの

『シンプルリスト』(ドミニック・ローホー・著/笹根由恵・訳)という本で、「人は意外に自分が好きなものを認識できていない」という話が出てきます。

これは最近わたしもつくづく実感していることです。
すっかり大人になったというのに、自分の好き嫌いに関して、いまだにちょくちょく新発見があるのです。

(例)
自分は小豆が嫌いだと思っていたけど、その割には小豆味のキャラメルをわざわざ買って食べたり、粒が入ってないお汁粉なら喜んで食べたりする
⇒実は小豆の味が嫌いなんじゃなくて、つぶつぶした食感が嫌いなだけなのでは!?

というような、小さく地味な発見ですが、結構あって驚きます。

自分のことなのに。しかも、好き嫌いという、非常に単純で基本的な部分が、自分で正しく認識できていないなんて。ちょっとショックではありませんか。

先述の本では、「自分が本当に好きな色とか好きなものをちゃんと把握しておくことで、価値観がブレずにいられる」というようなことを言っています。

本当に好きなものの見つけ方

そんな本を読んだ矢先に、このサイトを読みました。
ここでも、「本当に好きなものを見つけることの大切さ」が書かれていました。良記事だと思ったのでご紹介します。

biz-journal.jp


全4ページの記事で、核心は3ページ目あたりからなのですが、自己啓発に興味がある方は最初から全部読んだ方がいいと思います。

わたしがこの記事を読んだのも、自己啓発に興味があって……というか、最近の自己啓発はなんだかクサイのばっかりだなという、そういう方面の関心からなのですが。


序盤で語られるキリスト教云々の部分には、それは違うだろ!という部分が目立っており、ニューソート*1を「キリスト教の宗派」と言ってしまうあたりで失望し、「この人よくわかってないな。この記事ハズレだったかも」と思ってしまいました。

それでも最後まで読んでみてよかったです。


フェラーリに乗りたいという男性が、実はよくよく問い詰めてみると、フェラーリが好きなわけじゃなくて、「フェラーリは成功者が乗っているから」という憧れにすぎなかった、という話。

自分が本当に心から好きだと思えることをしなかったら、人は幸せにはなれない。
本当に心から好きなものを取り違えていたら、いつまでたっても幸せにはなれない。

美文字アピールやめました

「流れるような美文字を書けるようになりたい。ああいう字が好きだ」
と思って熱心に練習していた時期がありました。

しかし、今考えると、

「美しい文字は嫌いじゃないけど、わたしが美文字を書きたいと願っていた心の奥にあったのは、『きれいな字を書いて注目されたい』『ちやほやされたい』ということだったんじゃないか?」

というのが実態だったような気がします。

字はきれいな方が得なので、今も美文字練習はたまに(たまにかよ)しますが、SNSにああいう字を公開するのは今はほとんどやめてしまいました。わたしなどよりも、もっとずっときれいに書く人がたくさんいるんだし。
人の美文字の真似をするより、自分だけの字を書く方がいいような気もしてきたし(川口先生の言葉もあったし)。それとわたしは文章を書くことの方が好きなので、そっちに重点を置くことにしました。


的外れなものや本当は必要でないものを、欲しい欲しいと願うばかりするのは、時間と労力の無駄でしょう。
それより、本当に好きなものを追い求めて何らかの行動を起こした方が、圧倒的に幸せになれそう。


自分の思い込みで、どうでもいいものを好きだと勘違いしないよう、今後は、「好きなものリスト」「嫌いなものリスト」をちゃんと作って手帳に綴じて、こまめに更新していく予定です。現在リスト鋭意作成中です。
感覚を研ぎ澄まして、心から好きなもの・心がザワザワするようなものを、これからも探究していきたいと思います。

*1:ニューソートキリスト教の一派どころか、むしろキリスト教の敵。その辺に関してはここが詳しい。関心のある方はどうぞ。 http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-165.html