宇宙手帳

広く日常。

手帳術本に思うこと

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需給のズレ

手帳をうまく使いこなせるようになりたくて、手帳術の本や雑誌を何冊も買って、読みました。
その結果、わたしの手帳術は、ほとんど上達していません。


理由はだいたいわかってます。
手帳術に出てくる人たちと自分との格差を無視して、手帳術だけ真似したって、身につくわけがないんです。多少、参考にはなりますが、同じような手帳は作れません。


「仕事が捗る」「効率が上がる」「結果を出す」という方向性のビジネス系の手帳術本は、登場する人がみんなバリバリのビジネスマン、ビジネスウーマンばかり。
一方、「楽しくキレイにライフログを綴りましょう」的な女子向けっぽい手帳術本だと、今度は登場する人がみんな、絵がうまいか字がうまいか、マステなどのデコがうまいか、レイアウトがうまいか、そのいづれか。


確かに、参考にはなるんだろうけど、どうも「参考にしよう」という気持ち以前に、立場が違いすぎるせいか、全部観賞用みたいに思えて……「眺めてる方が楽しい」、ってなってしまう。
人の手帳の中身って、見ちゃいけないものだけど気になるから、こうして本になって公然と覗ける、ってうれしいですよね。
正直に言いましょう。もはや手帳術を学ぶ気などさらさらなく、単なる覗き趣味になってしまっています。


こんな自分なので、もう手帳術の本を買うのはやめようと思います。これ以上買っても、新しい術にはもう出会わないだろうし、そもそも自分が「術の習得より観賞が楽しい」という状態になっているんだから意味がない。こういう人はInstagramでもやってればいいんです。


そこに突然やってきた新しい術

実は最近、術本からではなくネットから、新しい術を知りました。
Bullet Journalというメソッドです。
ADHDの人も実践しているというし、これは楽そう。公式サイトは英語ですが、食い入るように読みました。

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↑これは自分用まとめメモ。


わたしは手帳や日記に自分で日付や曜日を書くのがめんどくさいと思ってしまうモノグサなので、そういうものは最初から印刷しといてほしい派だったのですが、それだと「この日に使えるスペースはこれだけ」と言われてるワケで、もっと書きたい日は書く場所が足りないし、逆に書くことがない日や書けない日には空白ばかりになってしまう。
という、当たり前といえば当たり前なジレンマに陥ってしまいました。
1年365日分の日付と曜日を書くめんどくささと、フォーマット印刷済み手帳の便利だけど自由のなさと、どっちを取るか。


自由な方がちょっといいかなあ、と今は思っています。
某有名手帳に食傷気味になってる今のタイミングだから、特にそう思うのかもしれない。日付曜日どころかそれ以上の情報てんこ盛りのあの手帳。特に、小さな手帳の紙面の結構な面積を占拠している、あの小ネタ。わたしの手帳なんだからわたしの言葉だけ書いてあればいいし、他の人の言葉を書くとしたら、自分が好きな偉人の言葉を書く方がいいし。そこらの凡人の発言なんてネットで見てれば充分。もうお腹いっぱい。



1ヶ月くらい前、フランクリン・プランナーを再開するとこのブログに書きました。それで実際再開したんですけど、再挫折しそうです。フランクリン・プランナーも結局はビジネス系の成功系の忙しい人用だから、日々空白が多すぎて、使いこなしてる感がまったくなく、やる気がどんどん逃げて行ってしまった……1ヶ月で。
将来、ビジネスでも始めたらまた使うかもしれませんけど、そんな予定もないし。
少しだけだけど、フランクリン・プランナーを使って、ワークブックもやって、その考え方や目標実現へのブレイクダウンなど、たくさん勉強させてもらいました。ビジネスメンじゃなくても目標はみんな持ってますもんね。


Bullet Journal、公式サイトで「まずは2ヶ月やってみてください」と書かれていたので、1年って言わないところがいいよな、と好感を持ちつつ、気楽に始めてみようと思います。
準備はできました。あとは書きこんでいくだけです。
フランクリン・プランナーは再挑戦も1ヶ月しかもちませんでしたが、Bullet Journalは2ヶ月続けないといけません。それくらいの時期にまた記事を書きます……たぶん……続いていれば。