宇宙手帳

広く日常。

デジタルナチュラクラシカ?Fujifilm XF1

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GRD3以来、久しぶりにコンパクトデジカメを買いました。
GRD3は半年ほど前に売ってしまって手元に沈胴式のコンパクト機がなくなって、意外と不便だったので、あれこれ物色した挙句これを購入。
富士フイルムXF1です。


変なカメラなんですよ。
電源スイッチがないんです。鏡胴を回して電源を入れるのですが、その回し方とか引っ張り出し方が独特で、からくり箱を開けるみたいで面白いです。

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でもこのからくり箱みたいな電源機構は、不評だったのか故障しやすかったからなのか、残念ながら後継機では廃止になってしまいました。
わたしは電源やズーミングが手回し式になってるのが大好きなので、オール電化された後継機ではなく、一世代前のこのXF1を買いました。

iPhone5sと並べてみました。
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このカメラの直線的で革張りの外観と「沈胴式ズームコンパクトカメラ」といったスペックを見てナチュラクラシカを思い出したわたしは銀塩時代からの富士フイルムファンです。



銀塩時代からコンパクトカメラが大好きでした。
当時のコンパクトカメラは今と比べて機能が少なくて不便でしたね。液晶画面もなく、ファインダ内に情報表示もなかった。
「コンパクト機なんだから、しょうがないよなーこれくらいは」というおおらかな気持ちで、不便な小さなカメラをかわいがって使っていました。
足りないところがいっぱいあるところがかわいかったし好きでした。

最近はユーザがコンパクトカメラに求めるものがどんどんレベルアップしててすごいですね。銀塩コンパクトカメラの最高シャッター速なんか1/500程度が普通だったのに、今じゃ1/1000でも不満の声が。
おかげでカメラも飛躍的に成長していますね。わたしはついていけてないですけど。



さて。
通勤途中に(平日なので…)とりあえず撮影してみたのがこんな感じ。

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曇りなのでパリッとしない感じですが…。
寒桜かな?花壇の中まで踏み込めなかったので、望遠端100mmで撮影。-2/3補正したけど、相変わらず露出は明るめ?

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水仙。好きな花の一つ。
冬だからあんまり花とか咲いてないけど、春になったら通勤中とかに路傍の花を片っ端から撮りたいです。

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看板。35mmで撮影。

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職場の幸福の木が花芽を出したのでマクロで撮影。


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広角端25mmで夜の街を撮ってみた。

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光源が星のように写るのがこのカメラの特徴らしいです。



設定もまだとりあえずな感じでしかしてないんですが、画像縦横比を3:2にして、フィルムシミュレーションをソフト(Astia)にして、コントラストをチョイ下げして、平均測光にしてます。

Pモードで撮ってます。わたしはたぶんこのクラスのカメラで絞り優先とかはあんまり使わないと思う…。ホワイトバランスもオートのまんまです。



昔(=銀塩時代)から、写真が好きだと言いながら大きいカメラが苦手で、一眼レフを扱うのを早々に諦め、一応レンジファインダー機(ライツミノルタCL)を持っているものの、いちばんよく使っていたのはコンパクトカメラでした。

今もデジタル一眼レフは買ったこともなく、旅行などここ一番の時でもメイン機はX10あたりです。
X10については別に記事を書こうと思ってるのですが、要するにレンズ固定式で非沈胴という「大きめコンパクト機」というか「レンズが交換できないミラーレス」的な位置づけの機種です。



日常の外出にはX10レベルですら持ち出そうという気にならないので、やっぱりわたしには沈胴コンパクト機が必要なのだと思います。
XF1はこれからいつも一緒にお出かけするカメラとして大切に使おうと思います。

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