宇宙手帳

広く日常。

WPPD2021 後編

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針孔カメラでの散歩写真は、三脚に付けた大きめのカメラを持ち歩くことになるので、あまり軽快な感じにはなりません。


少し歩いては、三脚を立てて、ファインダーがないので勘でアングルを微調整し、フタ(シャッターの役割)を開けて、数秒数えてフタを閉める。

軽快さやスピードとは無縁のスナップになりますが、楽しいことには変わりありません。

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こういう被写体は、レンズのついたカメラで精細に描写するのがいいのかなーと思いつつ。
どうしても撮ってしまう木の根っこ。

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この木は、デジカメでも何度も撮っているけど、大きさが全然表現できなかった。

針孔写真だと、目で見た時に近い印象が表現できた気がする。

銀色の新入り

わたしにしてはちょっと思い切ったものを買ってしまいました。

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買ったというか買い替えたのですが。
フルートを。


少し前にもフルートの記事をちょこっと書いてましたので、リンク載せときます。
oolongchai1211.hatenablog.com



フルートは、仕事で大阪に住んでいた頃、習いに行ってたのですが、たぶん1年続いたかどうか……。

始めてから何ヶ月も経たないうちに転勤を命ぜられ、仕方なく退会したのでした。


転勤した先では、住居手当がなくなり、通勤に恐ろしいほど時間がかかり、お金も時間も余裕がなくなりました。
加えて、精神的に若干崩壊していたので、あまり建設的なことができない状態に陥り、習い事は何もできませんでした。


その後、会社を辞めて実家に帰ったワケですが、実家に帰る少し前には精神的な病気はよくなっていたものの、フルートはずっとケースも開けないままでした。
2、3年は放置してたんじゃないかと思います。


それが、何がきっかけだったか忘れたのですが、1ヶ月半くらい前に、突然フルートを引っ張り出して吹き始めました。


呼吸法とかも忘れてしまっていたらしく、最初は短い曲を1曲吹いただけで酸欠になっていました。
でも、そうやってめまいを起こしながらも毎日吹いていたら、1ヶ月くらい経った頃に突然、呼吸が楽になりました。不思議なものです。


そんな調子で、以前習っていた頃とだいたい同じくらいまで吹けるようになってきたところです。


好きなフルート奏者もできたので、YouTubeを聴いたりCDを買ったり。
……といったくだりは、上の方に貼った過去記事をご参照いただくとして。


そんな調子でフルートを楽しんでいるうちに、もうちょっといい楽器が欲しいなあと思うようになってしまいました。

で。

なんとか仕事も決まったし(派遣だけど)、ワンランク上の楽器を中古で見つけたので、思い切って購入したという次第です。

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あまり違いがわからない別アングル

今回は頭部管が銀製で、前のとは少しだけど材質が違うので、やっぱり、音がまろやかになりましたYO!
頭蓋骨に反響する音が、圧倒的に心地よいのです。

聴覚過敏なので、キンキンする金属質の混ざった音が苦手なのですが、その点がすごく改善されました。


上手い人が吹いたら違いがあんまりわからないかもしれないけど、下手だからこそ、楽器の良さが出やすいっていうか。


よい音が出る楽器で練習すると、練習そのものが楽しくなって、ますます捗るのですYO……ホントに、練習始めるとやめられない。楽しすぎて。


や、別にすごくうまくなったわけではないですけども。

うまくなるのはこれからのことです。


フルートの音が、ホントに大好きなのです。


中学の時(何十年前の話だYO…)、オーケストラ部に入ってフルートやりたいって言ったんですけど、フルートはもう足りてるからバイオリンをやれって言われて、仕方なくバイオリンをしばらくやってたけどやっぱり嫌になってやめてしまったという、根性のようなものを一切持ってないわたしでした。

オケ部はやめたけど、フルートへの思いとは決別できなくて、大阪でフルート教室に通い始めて、でもそれも短期間でやめざるを得なくて。


回り道が多くてすごく時間は経ってしまったけど、今こうしてフルートと一緒に毎日を過ごしていることがとても幸せです。