宇宙手帳

広く日常。

デジカメでMF

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島根といえば吉田君

富士フイルムのあのカメラを買って、「フィルムシミュレーションをクラシッククロームにして、洒落カッコイイ写真を量産するんだ!」と意気込んで出かけたのですが、やっぱり世間の評判は本当だったなーという印象はあった。

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このカメラです。

もしレビュー記事を読む目的で検索されて、こんなしょぼい記事がヒットしたら申し訳ないので、本文中には商品名は書きません。
このカメラの詳細を知りたい方は、上の写真に写りこんでいる商品名をご参照ください。すみません。


さて。
世間でさんざん言われているのが、このカメラはAFが弱点だということ。

これは確かに本当でしたYO!


一応、ファームウエアのバージョンを確認して、新しいバージョンになっていることを確認してから出かけたんですが……アップデートで少し精度が上がったといわれたAFでしたが、やっぱり迷います。
シャッター半押しでブィーンブィーンいいながら迷って、なかなか合焦しない。
すぐにシャッター押せないのはイライラするし、電池が無駄に消耗していると思うと落ち着かないし(ケチ)。


そこで。

AFをあきらめて、MFで撮ることにしました。
手動ピント合わせです。


レンズの周りのリングをくるくる回せばピント合わせができます。
それに、液晶画面の下の方に大まかなメートル数が表示されるので、目測感覚で合わせて、あとは画面見ながら微調整という感じでOK。


これがなかなかよかった。
手動でピントを合わせて撮る方が、AFより速いし、このクラシカルな風貌のカメラには合っているような気がします。
快適に撮影できます。気分がとてもいいです。

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ベルビアで日本海

レンズが28ミリ固定でズームがついてないので、ズーミングの手間は不要。ピントだけ合わせたらすぐ撮れる、という軽快さ。よいです。

Rollei35が好きな人ならきっと好きになるカメラ。
Rollei35より少し広い画角が欲しい時に、持ち替えて違和感なく使えそう。Rollei35ユーザなら目測慣れてるし。オススメ!


Rollei35では近接撮影は無理だけど、このデジカメなら10センチまで寄れるYO-!
(別にRollei35との機能比較するつもりじゃ全然なかった。すみません。どっちも好きです)

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MFで近接撮影。ナスが強調されすぎか。

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クラシッククロームで食べ物を撮るのはイマイチだったかな。

料理を撮るのは、25ミリより28ミリくらいが落ち着く。
28ミリ、全然使いこなせてないけど嫌いじゃない。
APS-Cサイズのセンサーを積んでいるので、背景がいい感じにボケてくれる。「ナントカ映え」っぽい!そこまでセンスないけど。


そしてやっぱり写真撮るの楽しいなと再確認しました。

撮ってて楽しいのは、AFが速いXQ1より、MFで撮るコイツの方です。


コイツのセンサーは、フジ独自のセンサーではなく、一般的なベイヤーセンサーだそうで。
それを理由に「フジの色じゃない」と非難されているようですが。


フジの色て何……。

すいません、違いがわかりません!


色なんて。
フィルムの時代なら、フィルムの選択ひとつ、プリントの色調調整ひとつで、色なんて大幅に変わったし、色に正解なんかなかった。今もないだろー。


このカメラで、モノクロも撮ってみたいと思ってます。

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XQ1(広角端25ミリ相当)で撮影。
↑↑これはXQ1で撮ったのでフジの色のはずですYOww