宇宙手帳

広く日常。

チーさん救出劇

昨晩、とんでもない失敗をしてしまいました。

窓ガラスを開けて、いつもは開けない網戸まで一時的に開けました。
そしたら、窓辺に置いていたチーさん(チランジア)のひとつが、わたしの腕か何かに当たったようで、「ボトッ」という音が下から聞こえました。


嫌な予感……。

点呼を取ってみると、バークチップにくっつけたイオナンタがいません。


落としたんだ!

うわぁうわぁどうしよう……!!


隣は魚の炭火焼きのお店です。
落ちた先はお店の裏のようです。ボトッという音は、プラスチックの庇に当たった音でしょう。

イオナンタは庇の上に転がっているのか?
真っ暗でなにも見えません。


すでに深夜になっており、どうにもできないので、イオナンタの無事を祈りながら一晩過ごしました。

朝になって、日が出てから窓の下を見てみると、庇の上には何もありません。下まで落ちたようです。


すごく気にしながら仕事に行きました。

しかし幸いなことに、今日は午後通院のために半休を取っていたのでした。暗くなる前に捜索ができます。

イオナンタ救出大作戦

病院に行った後、お隣へ行きました。

気分はもはや、野球をしていたらボールが頑固おやじの家の庭に飛んで入ってしまった少年のようです。
隣の店には行ったことがないのですが、もしかしたら頑固おやじの店かもしれません。


お店は開店30分前でした。
おそるおそる入ってみると、やさしそうなおじさんと、30歳くらいの男の人がいて、若い方の人が話を聞いてくれました。

若い板前さん(といっていいのかな?)は、わたしからイオナンタの特徴を聞くと、「ちょっと見てみます」といって、奥の庭に探しに行ってくれました。

が、しばらくして戻ってきて、「よくわからないので、ちょっと来て見てもらえますか」と言われました。


細長い店内を、恐縮しながら奥へと通って、厨房を抜け、お庭へ。
そろそろ日が落ちるし、曇ってきて暗くなってきています。早く探してやらなければ。


自宅の窓を下から確認し、庇に跳ね返ったと仮定して、描くであろう放物線を予想して、落ちた先を予測してみました……が、いません。

軽いから木の枝に引っかかっているのか、はたまた下まで落ちているのか……。

まさか、庇に跳ね返った勢いで、ブロック塀を飛び越えて、隣に行ってしまったのか!?


……などと考えていたら、エアコンの室外機のあたりを見ていた板さんが、「あっ!これですかね!?」と言いました。
そして拾って見せてくれたのは、見慣れたイオナンタの姿でした!!
「あぁぁああーそれですーー!!!」
と、思わず変な声が出てしまいました。

見つかってよかったー!!

帰ってきたイオナンタ

というわけで。
お隣のお店の人たちが、やさしい人たちで本当によかったです。
何度もお礼を言ったり謝ったりしたら、「お気になさらず」と言ってくれました。


4階から落下して、お隣のお庭で一晩外泊したイオナンタでしたが、何本か葉が折れたものの命に別状はなく、それなりに元気そうにしています。
室外機のそばに落ちたけど、エアコンの要らない季節だったのが幸いして、室外機からの熱風直撃で乾燥して枯れてしまうこともなくて済みました。

f:id:oolongchai1211:20181026201438j:plain

もう、本当に本当に、網戸を開ける時は死ぬほど気をつけようと思いました。

なんで網戸まで開けようと思ったのかというと、窓から火星やフォマルハウトが見えていたから、よく見ようと思って……という、ちょっと人に言ったら呆れられるような理由だったのは秘密……。


育て方の上手い下手とか、植物について専門的なことを言う以前の問題ですよね。
偉そうなことなんてもう絶対言えない。
深く反省しております。