宇宙手帳

広く日常。

3本めのカレンさん

フロスティブラウンの細字、ブラックシーSTの中字、の順でうちに来てくれたカレンさんたちでしたが、今回「デラックスブラックGT」の極細が加わりました。(写真左)

茶色と黒銀で地味だったカレンチームが、急にきらびやかになりました。

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手元にあるのが地味なのばかりだから、次は派手なのにしようと思って、こんなキラキラしたモデルを選んだわけではありません。

わたしの場合、カレンは書き味が好きなだけなので、外観はどうでもいいというところがありまして。

今回は極細がほしかったので、アマゾンで各種カレンの極細を探して、いちばん安かったのを買ったという、単にそれだけのことでした。
アマゾンってたまに、値段の付け間違いじゃないかと思うくらい安いものが出るんですよね。


で、デザインはどうでもよかったんですけど、手にしてみたらこのデラックスGTとてもよかった。

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三日月型のニブが、金色だとますます三日月っぽいし、キャップの波形の彫刻は月に照らされた水面みたいに見えてくる。
字を書きながらペン先を見ると、夜空の三日月を見ているようでいい気分になれます。書いている字がいくら汚文字でも……。

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書いてみると、思ったより線が太かった。
筆跡としては、パッと見、細字とあんまり変わりませんね。

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筆跡が毛筆に近い雰囲気になるのは、極細の方だと思います。何となく自然に行書っぽい字になる傾向があります。


実際に書いている時は、極細の方が指先へのフィードバックがある感じです。カリカリするというほどではないですが。

同じ字幅のニブで、金色ニブと銀色ニブで、書き味は変わるのか?という興味もありますが、それを試すために両方買うようなことはわたしはしないので、そういうレビューは他の方に期待してください……。


国産・舶来品を問わず、万年筆の特性として、「書きはじめは書きにくいもの」ということが多少なりともあるものです。
が。
カレンさんに関しては、今持ってる3本どれも、最初からカスレやインクスキップや紙への引っかかりなどまったくなく、非常になめらかに書けています。


カレンを買うと、1本につきいちいちカートリッジインクが1箱ついてくるので、3本買ったわたしの手元にはすでに3箱のインクがあるわけですよ……。
このカートリッジはロングタイプなので、インクがなかなかなくならんのです。期限が気になるので、たくさん書いて早く消費したいと思います。