茶房日誌

文具とか園芸とか。広く日常。

細軟が気に入ってる件

約3年前にセンチュリーブルゴーニュ細軟を買ったものの、ガリガリするのが気に入らず、某所に調整をお願いしたらなんだかおかしなことになって、川口先生に相談したら「そんなところに出したのか」的なことを言われてしまい、先生が調整し直してくださったけど、最初に出したところでだいぶ削られてしまったらしく、良い感じにはならなかった……。

という黒歴史があったので、センチュリー細軟ニブを敬遠し続けてきたのですが、偶然、再び細軟を購入する機会がやってきました。
ほしい軸を安く買いたい!という条件で探したら、ニブの選択肢が細軟しかなかった……という消去法みたいな再会だったんですが。

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要は、単に春暁がほしかったんです。

話題の薫風の現物も店頭で見て、きれいだなと思ったのですが、なぜか今頃になって、
「よく見ると春暁きれいだよな」
「最初は地味だと思ったけど、なんか春暁いいじゃないか」
と思うようになってですね。


そんな安易な動機で春暁を(ネットで)探し、一番安い店で細軟しかなかったからという理由で(黒歴史を思い出してしぶしぶ)買ったのですが、書いてみたら細軟の書き味がとてもよくて……!

何これ素敵!!

となってしまったのでした。

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前に買ったブルゴーニュ細軟のガリガリ感と全然違う……気がする。もう忘れてしまいましたが。
前のが外れだったのか、わたしの書き方が変わったのか、謎です。(細軟には当たり外れがある、という説もネット上で散見されます)
あるいは、春暁さんのロジウム鍍金が影響しているのだろうか。素人なのでわかりません。


紙に接地した時のペン先のふんわり感と、軸の手触りのやさしさがとてもよく合っていて、書いている時の気分までやさしくなってきそうです。
春暁さんの軸は、ニースのようにチクチクしない、やさしい彫りになっているようです。よいですよー!
ニースのパルテノン神殿の柱みたいな彫りは、美しいんですけどね……。

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字もいつもよりきれいに書けてる気がします。
それはさすがに気のせいだろうって?それでもいいんです。

以前の買い物の失敗を引きずって、軟調ニブに苦手意識がありましたが、一気に軟調びいきになってきましたよ……ヤバイですよ……!?
他社の軟調万年筆にも興味が出てきてしまいました。


春暁さんの軸も大いに気に入っています。
ブルゴーニュの濃い赤も美しいですが、春暁の明るい空の赤は、透明感が絶妙。
個人的に、赤い軸にはゴールドトリムが似合うと思っていたのですが、春暁さんにはシルバー色が正解であろうと思っています。この上品さは、この色でしか出せなかったであろうと。

ちなみにシリアルナンバーは、0576/3776でした。
下二桁だけ合ってる!ということで、お年玉切手シートが当たったのと同じくらいのささやかなうれしさがありました。何ももらえませんけどね。