宇宙手帳

広く日常。

こんな手帳を初めて買いました

手帳の話と見せかけて、読んでいくと途中から読書の近況話になってたりするので、要注意の変な長文記事です。
途中飽きたり呆れたりしたら、ご自由にご退出ください。


今までいろんな手帳を使ってきましたが、この手帳は初めて買いました。

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天体観測手帳』。
まだ2017年は2ヶ月半ちょっと残っているので、とりあえず今年度版を入手してみました。


マンスリーが巻頭にまとめて1年分、そこからウイークリー(セパレイト式・見開き1週間)、という構成。
1週間ごとに、めくると東京の空の星座がカラーで載っています。
これがあれば、東京の人は星座早見盤いらない感じなのかな。

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1枚おきに星座ページになっているので、パラパラ漫画式にめくると、星座の動きがなんとなくわかるという仕組み。


マンスリーは月曜始まりなので基本的に使わないと思いますが、他の手帳の日曜始まりのマンスリーに、天体イベントを書き写す予定です。

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ウイークリーのページには、主要都市の日の出や日没の時間と月齢が毎日載っています。
毎日楽しい日になりそうですね。


と言いつつ、やっぱり手帳としては使わないんだろうなこれは。
この手帳から、情報を取り出して別の手帳に書き込んで使うことになりそうです。


というわけで、この『天体観測手帳』は、ほとんど書籍として、また情報源として使う予定です。

この手帳を買った経緯

こんな手帳を買ったけど、わたしは望遠鏡も双眼鏡も持ってないし、肉眼でしか星を見たことはありません。
つまり天体観測者としては、ゼロ初心者、悪く言うと「にわか」です。


きっかけがこれ。
先日大人買いした、文庫本18冊セット。

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Instagramからの使い回し画像で申し訳ありませんが、その時の気分が出てる写真なので。


18冊セットを買う前に、児童書として出ていた『キャプテンフューチャーの冒険』という本を図書館で借りて読みました。
その時点で、「これは絶対わたしにはツボにハマるはず!」という確信を持ったので、18冊セットを買って読み始めました。

実際読んでみたら、1冊目から予想を超える強烈な攻撃を受け、頭に隕石が当たって目から星、といった衝撃の連続でした。

わたしが生まれる前に書かれた小説なんですけど、これは……。


わたしのために書かれた小説なんじゃないですかね?


……と勘違いしてしまうくらい、わたし専用としか思えない落とし穴が随所に掘ってあるのです。
どんな落とし穴かというと。
わたしはいわゆる腐女子ではありません(むしろそっちは苦手)が、「男の友情」とか「忠義」とか「憎み合いながらも尊敬し合う敵対関係」とかの、古典的なシチュエーションに出会うと歓喜のるつぼにハマってしまうどうしようもない体質なのです。

女の自分には理解できない世界だからこそ憧れが止まらないんだろうか……自分でも理由はよくわからないけど、とにかくそういう話には非常に弱いです。


ジャンル的に「スペースオペラ」だそうですが、わたしとしては主に上記のようなポイントに食いついているので、スペオペだろうが歴史ものだろうが、ジャンルはあまり関係ありません。


なにしろスペオペだから、ストーリーや設定はとんでもない荒唐無稽……というか正直言ってムチャクチャなんですけど、そういう点にはすぐ慣れてしまいました。
むしろ本筋と関係ない些細なやり取りとか、それぞれのキャラクターの思いや性格などに、笑わされたりジーンときたり。そんなことの方が推進力として強い感じです(わたしだけかもしれませんが)。



好きな小説が、実在の場所を舞台に書かれていたら、いくらフィクションだとしても、その場所に行きたくなるのは自然な気持ちでしょう。
スペースオペラだろうが何だろうがどうでもいい」と言いながらも、やっぱりその舞台を見たくなるのが人情というものです。

一応、月とか火星とか天王星とか、実在の場所ですから。

一度くらいきちんと見ておきたい!と思うようになるまでに時間はかからなかったわけです。



というわけで、説明が長くなってすみません。
結局、「小説の舞台を見たくなった」というだけの話です。
ただ、その舞台っていうのが、ちょっとばかし遠いってことで。実際足を踏み入れるのは困難すぎるので、それなら見るだけ見てみよう!となった次第。


こういうのを「にわか」っていうんだろうなあ……としみじみ思うし、本格的な天文ファンに対しては、ミーハーすみませんって平謝りしたい気持ちです。
絶対嫌われるんですよねこういうにわかって。


だから、静かにひっそりと、地球の片隅から、物語の舞台の星を眺めて、ひとりで悦に入りたいなあと、ひそかに計画を立てています。そのために、望遠鏡も買うつもり。