宇宙手帳

広く日常。

エニグママニア(1) 有名人死亡の記憶

怖い話より不思議な話が好き。
心霊話には興味ないけど、謎な話には興味シンシン。

そんなわけで、怖い話まとめブログや洒落怖やエニグマまとめブログなどを愛読しています。


不思議な話にもいろんな種類があります。

一例をあげると、「有名人死亡の記憶」。

わたしはなぜか志茂田景樹がすでに亡くなっていると思い込んでいました。ニュースか何かで聞いたような気がしてたんでしょう。
だから、ツイッタで志茂田景樹を名乗るアカウントを見た時、botかなりきりだと思いました。
プロフィールを見ても、botともなりきりとも書いてなくて、「プロフィールでまで完全に本人になりきられると、偽物だってわからないじゃん……まあすでに死んでることはみんな知ってるから気にしないのか」などと思っていました。


しばらくその「自称」志茂田景樹アカウントを追っていると、ある日、そのアカウントが、「本を出した」とツイートしていました。
偽物が出版!?しかも、ずいぶんリアルっぽい宣伝で、「アマゾンでも取り扱いを始めました」だと。

あまりにもおかしいと思ったので、アマゾンでその本を検索してみました。
著者:志茂田景樹
とあります。

ここでようやく真実を確認しようと思いたち、結果、「志茂田景樹氏が存命である」という事実をつきとめました。


妹にこの話をしたところ、妹は、同じように宮尾すすむが死んだと思いこんでいたことがあるそうです。


これが単に、わたしや妹がひとりで勘違いしていただけであれば、別に問題ではありません。

不思議なのは、まったく同じ勘違いをしている人が何人もいることなのです。

宮尾すすむ 死亡」「志茂田景樹 死亡」「小林亜星 死亡」
あたりで検索すると、類似体験談が多数出てきます。

中には、「自分は宮尾すすむの葬儀のニュースをテレビで見た。弔辞を読んでいたのも見た」と言う人もいます。


この手の話は、そっち系のサイトやブログでは、

「実は、過去は書き替えられている」
「時々、記憶の書き替えに齟齬が生じることがあるようだ」

といった論調で語られています。


実際にそんなことがあるのかどうか、書き替えなどあるとしたらいったい誰が書き替えているのか。
それは誰にもわかりません。

ただ、事実として、「記憶内容が他人と合わない」、「合わないけれども、同じ記憶を持っている人も一定数いる」という事象が存在しているわけです。


エニグマ系で読んだところ、他に、「事故に遭って入院した記憶が自分および家族にあるのに、入院した事実の記録がどこにもない」という話もあります。
人の記憶はアテにならないものだ、と、記憶障害気味の自分は思うのですが、それにしたって複数の人がおかしな記憶を共有しているというのは不思議ですよね。