宇宙手帳

広く日常。

ポメラを置いて

つい最近、「クリエイティブ・ライティング」というものを知りました。

クリエイティブ・ライティングとは、平たく言うと、詩や小説や随筆など。
対義語は「テクニカル・ライティング」で、ニュース記事とか論文など。


たとえばこのブログの記事は、ニュース記事ではないので、クリエイティブに入るのかな?
自分はたぶんテクニカルな文章はあまり書けないし、ほとんど書くこともありません。


最近わたしは小説も書きます。
長年「漫画は描けるけど小説は書けない」と言っていましたが、ここ1年くらいで小説も書けるようになりました。
小説が書けないと言っていた理由は、「書けるけど終わらせられない」だったんですが、きちんと終わらせられるようになりました。今までに4本ほど書きました。


今いちばん楽しい文章執筆

小説を書くのも楽しいのですが、もっと楽しいものも書いています。
誰に読ませるためでもない、自分のためだけの文章。
日記のようでもありますが、「その日にあったことを記録する」というよりは、今頭の中にあるものを言語化して大量に書き散らす。
頭の中がスッキリして、ストレス解消にもなる。

これが今すごく楽しいし、自分にはこういう文章執筆が必要だと感じています。
これも、「クリエイティブ・ライティング」に入るようです。


↓参考にしたサイトはこちら。
http://watono.com/2014/10/creativewriting/


形にならない思いを言葉にして書きつけているうちに、なぜか頭が整理されてスッキリした、という経験をお持ちの方も多いでしょう。それです。
毎日それをやるのです。


上記サイトにも書かれていますが、「文章を書く時は5歳児の気持ちで」。
他人のことなど考えない、わがままで自己中心な子供になって、自分のことだけひたすら書きます。
文章がヘタとか気にしない。5歳児並みの文章でいいのです。
「こんなの大人の言うことじゃないよ」と批判される心配もありません。5歳児なのだし、書いたものを誰にも見せなくていいのです。


手書きかキーボードか

わたしは上記に紹介したわっとさんに倣って、モレスキンに書いています。
「キーボードで入力した方が速い」?……確かにそうかも。でも、実際やってみた結果、ペンで書いた方が思考のスピードに合うようでした。


キーボードだと、頭の中に5文字浮かんだ時点でそれを打つ、それを打ちながら次の5文字が浮かぶ、それを打ちながら……の繰り返し。
なので、脳内で一文を完成させる前に入力する事態になってしまい、「やっぱ違う」となってバックスペースキーで数行分消して打ち直す、ということも起こるので、結構無駄が多いです。


考えながら書いているのか、書くことで考えが引っ張り出されるのか。
そのバランスを取るのに、手書きの方が合っているような気がしました。
それに自分の汚い字を自分で見ながら書くことで、いっそう自分に向き合えそうです。
そのへんは個人差があるでしょうし、書く方法はどうであっても、効果は得られると思います。実際わたしもPCでつらつらとチラ裏的な駄文を書いているうちに思考が整理された経験はあります。
でもわたしは手書きでやることにしました。


今後の課題

わたしはこの5歳児クリエイティブ・ライティングを始めたばかりなせいもあって、自分の頭の中を100%ノートに書きだせているかというと、せいぜい60%くらいしか出せてないように思います。


物事が習慣になるまでは、何事にも訓練が必要です。
まずは書くことに慣れようと思います。
何かを思ったらすぐ書く、という訓練。書き始めたら集中して書く、という訓練。自分を偽ったり飾ったりせず、本当の気持ちを紙にぶつける、という訓練。


それらに慣れて、頭の中の大部分を率直に書けるようになったら、家ではなく、カフェとかどこか集中できそうな場所に行ってノート書きをやりたいと思っています。
休日など、どこかへ出かけた時、普段思いつかないことを思いついたり考えたりするので、その時にノートを書くのがよさそうです。


わたしもまだ始めて間もないので、まだ訓練不足だと思っています。
存分に書けるようになったら、今まで外に連れ出していたポメラではなく、モレスキンとお気に入りの万年筆を持って、外に出かけてみたいと思います。