宇宙手帳

広く日常。

思いついた時に書いておく自己流語学学習法・理解したつもり流法

「○○語をマスターする」ってよく聞くけど、いったいどの程度まで習得したら「マスターした」って言えるんでしょうね。
語学なんてテキトーにちょっと喋れればそれでいいんじゃね?って思ってるヌルいわたしにはよくわかりません。
マスターというからには達人の域に達してるってことなんでしょう。だとするとおそらくわたしは何語もマスターできてません。

それでもいくつかの言語をそれなりに意思疎通できるまで学習した経験だけはあるので、効率的な学習法っぽいことを思いついたらここに書いておこう、と思ってます。

今、メインで使ってる本がこれ。

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文法を項目ごとに学びつつ1課ごとに練習問題もついているというものです。もちろんCDつき。
このシリーズはかつて韓国語を勉強した時もお世話になりました。お気に入りです。


こういう問題集付きの本を使う時のちょっとしたコツをひとつ。

練習問題の正解率が悪いと落ち込んでしまって、「ここを完全に自分のものしてからでないと次に進みたくない!」と思う人もいると思います。
もちろん、自分の好きなペースで進められるのが独学のいいところですから、完全に理解して正解率100%になってから次に進む主義もいいでしょう。

しかし、ここで敢えて「理解度・正解率が低くても気にせず次の課に進む」ことを推奨したいと思います。


"ある程度"理解できたら、多少あやしくても次に進んでください。
そのある程度がどの程度かというと、「まだその言い回しを完全には使いこなせないけど、頭ではなんとなく分かった」という程度だと思ってください。
思うように問題ができなかった自分を悔いても、いいことはひとつもありません。気持ちを切り替えて次に進みましょう。



本による独学に限らず、ラジオ講座にしても語学教室にしても、授業は生徒のペースなどお構いなしにどんどん進んでいってしまいます。
そこで追いつけなさを感じた時に、完璧主義の人は「もうダメだ!」と勉強をやめてしまう。本当にもったいない。

大事なのは、「追いつけなくても続ける、先に進む」ことです。


半分くらいしか理解できないまま1期が(1冊が)終わってしまった…で、いいのです。
もう1回やればいいだけの話です。独学ではそれが許されます。
1回といわず何回もやる方がいいです。完璧に理解できるまで頭に叩き込んで1周だけやるよりも、憶えられる文法事項だけ憶えて、好きな単語だけ憶えて、1周終わったら次また1からやる方がずっと効果があります。2周目は吸収力がずっと上がっているはずです。

学生さんの場合は定期的に試験があるので、そのたびに復習するチャンスがあるのでいいと思います。


怠惰で記憶力も悪いわたしの経験からわかったことですが、人は、
「あっ、これ前にもなんとなく聞いたことがある!」
と思った時、それを記憶しておこうとする力がグッと増大します。更に、そうして反復によって記憶したことは忘れにくい。



そんな調子でやっているので、この本もすでに半分近くまで進んでいます。
しかし完全に呑み込めてはいないので、最後まで読んで練習問題を全部やったら、また1課から再スタートする予定です。
その頃にはラジオ講座の方も新講座が開講していると思いますし、気分(だけ)新たに復習できるのが楽しみです。