宇宙手帳

広く日常。

ジュンシフォリア

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5種類のチランジア(通称エアプランツ)を育てています。
というか窓際に転がしてるだけですが。

土が要らない不思議な植物。
種類によって1年~数年に一度美しい花を咲かせ、花が咲いた後は子株が出てきて世代交代をします。


何年前かもうわからなくなってしまったのですがたぶん6年くらい前、100円ショップでチランジア・ジュンシフォリアを買いました。
松の葉のように細長く硬い葉。
成長の遅いチランジアの中でも特に成長が目立たない上、この6年間(推定)、まったく花を咲かせる気配がありません。
正直、死んでいるのでは…と思ったことも何度もあります。それでも、週に一度のソーキング(一晩水に浸ける)を続けていました。

そんなジュンシフォリアが、今年の初め、ついに花芽を付けました。
その喜びたるやハンパなく、Instagramで自慢するなどしました。

ところが。

それから間もなく、いつものようにソーキングをした翌朝、水から上げたジュンシフォリアに花芽がありませんでした。
花芽は、上から3センチくらいのところで刃物で切ったようにキレイにちぎれて、落ちていました。
乱暴に扱ってなどいなかったのに、どうしてこんなことになったのか。
6年待ってやっとついた花だったのに…。


花芽が出て喜んだ時の数倍くらい落ち込みました。
落ち込みすぎて、何があったのか、ツイッタでも言えませんでした。


一度花芽が出たから、もうこの株は枯れてしまうかもしれない。
しかも、花が咲かなかったから、子株も出ないかもしれない。

たかが100円で買った植物でも、長年育てているとそれなりに愛着がわくものです(転がしてるだけであっても)。
花までつけてくれたんだから尚更です。

せめて子株が出ないだろうか。

そう思い続けて、3ヶ月経ちました。
そして。先日。
花芽がちぎれたジュンシフォリアに、子株が出ているのを発見しました!!!

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ものすごくうれしかった…!
このジュンシフォリアは、買った時すでに結構大きかったのに、それでも花が付くまで6年(推定)かかりました。
なので、次にこの子株から花が咲くのは、たぶんもっと先。10年くらいはかかるかもしれません。

でもそんなにうまくいかないかもしれない。
他のチランジアで、子株が出ても大きくならないまま枯れてしまった経験もあるし、そもそも花をつけるのにこれだけ時間がかかったということは、ジュンシフォリアにとってこの家の環境があまり合っていないということなのかもしれません。

とは思いつつ、花が咲かなかったのに出てきてくれた子株がすごくかわいいし、うれしいし、他のチランジア同様、これまで以上に大事にしてやろうと思ったのでした。