徐庶廟
檀渓と水鏡荘でちょっと士気をそがれた感じでやってきたのが徐庶廟でした。
雨の降る中、この辺りにあるという徐庶廟を探して、通行人に何度も道を訊いてくれたガイドさんと運転手さん。
そしてやっと見つけた小さな廟は、鍵が閉まっていました。
隣の管理人さんに鍵を開けてもらって入らせてもらいました。
小さくて薄暗くて埃っぽかったけど、徐庶が大切にされている感じが伝わってきます。
徐庶が好きな人が個人的に作った廟とのことです。
なんかの戦いに勝って、それを徐庶のおかげだと思ってるらしくて、それで記念に建立したのだとか。
建立のきっかけはどうあれ、金儲け主義のニオイがせず、ゴミとともにほったらかしにされてない観光地というのは、規模が小さくても、心がやすらぐものです。
徐庶の絵も素敵です。
廟の中にあった徐庶の像。勉強している姿です。
結構大きくて、実物より一回り大きいくらいだったような。
中がとても暗かったので、針孔撮影用に持ってきていた三脚を使って撮りました。フラッシュを焚いたら雰囲気が台無しになりそうだったので。
小ぢんまりとした廟の中には、徐庶や友人達(石広元とか)について書かれた文章が壁いっぱいに掛けてあったり、徐庶をたたえる対聯があったり、中国らしく、文字でめいっぱい徐庶を持ち上げられていて素敵でした。文字の力は素晴らしいです。