宇宙手帳

広く日常。

猫のお葬式

ネット上でいろんな漢詩を見ていたら、こんな詩を見つけました。
かわいがっている動物に対する思いは、国や時代が違っても、変わらないものですね。
(詩を見るには、続きを読むをクリックしてください)

梅堯臣(北宋) 「猫祭」  (猫のお葬式)


自有五白猫 五白 お前が来てから
鼠不侵我書 ネズミは私の本をかじらなくなった
今朝五白死 今朝 五白が死んだ
祭与飯与魚 お供えにご飯と魚をあげよう


送之于中河 お前を川に流したのは
呪爾非爾疎 祈りのためで 疎んじたわけじゃない
一従登舟来 この舟に乗るようになって
舟中同屋居 いつも一緒にいたね

昔爾齧一鼠 昔 お前がネズミをくわえて
銜鳴遶庭除 鳴きながら庭を駆け回っていたけど
欲使衆鼠驚 あれはネズミどもをおどかして
意将清我廬 わしの家からネズミを一掃しようとしてくれたんだろ

恕b糧雖甚薄 食べ物も少なかったけど
免食漏竊余 ネズミに盗られることがなかったのは
此実爾有勤 実にお前のお手柄だった
有勤勝上・ お前の働きが何よりありがたかった

世人重駆駕 世の人は 乗ったり物を運んだりできる
謂不如馬驢 馬や驢馬が一番だというけど
已矣莫復論 ああ もう何も言うまい
為爾聊欷歔 お前のために泣くだけだ



恕b = 糗
上@= 雞