デジタルメモ「ポメラ」DM30。良い。
以前、「ポメラより手書き!」みたいなことを言った記憶がうっすらとあります。
確かに、手書き大好きで、日記や手紙を書く時は手書きが9割。HBxWA5サイズの手書き日記は、始めて1年経ってないのに500ページを超えています。
でも結局、ブログは手書きで書くワケにはいかないし。
ポメラもやっぱり好きだし。
むしろ、スマホをやめた今、以前よりもポメラが好きになってます。
そんなわけで、DM30を買いました。
批判も多いけど……
厳しいエンドユーザ各位による酷評に晒されている、デジタルメモ【ポメラ】DM30。
酷評されている主な点は、
といったところです。
わたしはDM30が発売されてからずっとほしいなーほしいなーと思っていたので、その間ずっとそういう批判を見てきました。酷評されてるけど、ホントのところどうなんだろう!?と。
そしていよいよ自分で使ってみることになったわけです。
気になっていた欠点(上記に挙げたもの)についてはこんな感じ↓↓
- 入力が表示されるまでのタイムラグ⇒思ったほどじゃなかった。
- 入力文字の残像⇒Kindle電子書籍っぽい見た目。書いてる内容が即座に本になっていくようで楽しい。
- 日本語変換が変⇒過去のポメラより賢くなってる気がする。そもそもポメラの変換能力は、ユーザが育てていくものと考えている。
- 折り畳み式だが、大きく厚く重くなった。⇒何気なく置いてみて初めて気付いたけど、タテヨコが聖書と同じ大きさだったwwバイブルサイズ!DM30は聖書より薄くて軽いです。
最近聖書にハマっていて、病院で待ち時間が長そうな時とか、長時間の移動がある時などに、聖書を持って行って読んでいます。まあちょっと重いし場所も取りますが。
聖書よりだいぶ薄いDM30は、わたしにとっては携帯性がいい部類に入ります。聖書と重ねてバッグに入れるといい感じに収まりそう。
DM30に向いている(と思われる)人
打つ感触を大事にしている人
キーボードの感触がよいので、文章を書くのが楽しくなります。
わたしが使ったことのあるDM100やDM20などより、打鍵感は堅実だと思います。しっかりした押し心地でわたしは好きです。
打鍵音は、うるさいというほどではないとわたしは思いますが、ここらへんは個人の好みでしょう。
電子ペーパーの各種欠点を気にしない人
たとえば、入力文字の残像について。
DM30には、画面の残像を消す機能がありますが、その機能を使えば使うほど、ユーザはジョジョに微妙に過敏になっていって、ちょっとした残像でも気になる体質になってしまいそう。
残像が見えていても、それは画面に焼き付いたりキズとなって刻まれたりしているワケではなく、実体がないものなので、ほっといても問題ありません。
残像を一切気にしないと決めた方が、幸せな気持ちでこの機種を使うことができると思います。
「ノンノンノン、それは残像だ」と言いながらポルナレフが脳内に登場したりするのも最初のうちだけ(ていうかわたしだけか)。
すぐに慣れてしまいます。
眼精疲労や手の痛みがキテル人
PCやスマホによる目の不調や、度重なるマウスクリックや液晶画面強打による手の痛みは、当人が思っている以上に深刻なダメージだったりします。簡単に治るものでもありません。
電子ペーパーは、液晶画面に慣れた目には、見ていてホッとするものがあります。目を射るような感じがなく、イライラ感も減少します。精神衛生上とても良いと思う。
そして手の健康にも。
表示タイムラグがあるので、速すぎる打鍵にはあまり向いていないDM30。でも、安定感のあるキーボードでゆっくりめに打ちたい時は、とても良い相棒になってくれます。
モバイル機器をあまり持っていない人
10年前、ポメラが発売された当時でも、たとえば外出先でブログ記事を書きたい時、ノートPCの方が便利だという人もいました。
今はそれに加えて、スマホやタブレットとBluetoothキーボードの方が便利だ、という人も多いでしょう。
そんな世の中で、ポメラを選ぶ人、それも通信機能が限定されているDM30のような機種を選ぶ人というのは、相当趣味性が高いか、スマホやノートPCを持っていないか、そのどちらかでしょう。
わたしはその後者……いやもしかしてその両方なのかな。
そんな人、今の世の中あまり多くはないんだろうな、と思いつつ、もしそういう人でポメラの購入を考えているということであれば、DM30を強くお勧めします。かなり安くなってますし。
チェキ(SQ10)の感想
連休にとっとり花回廊にも持って行って、楽しく使いました。
こんな感じで、とてもきれいに撮れます。
SQ10は、一部の(若干ファンダメンタルな)チェキファンからは、批判もあったようです。
伝統的なチェキは、撮ったら有無を言わさず写真が出てくるアナログカメラでした。
ところが、SQ10はチェキだけどデジタルカメラです。マイクロSDカードを入れて、何十枚も画像を保存できて、その中から好きな画像だけを選んでプリントすることが可能なのです。そこが、邪道みたいに思えた人もいたのでしょう。
だけど、そういう機能は、実際使ってみると、やっぱり便利なワケで。
しかも、撮影した画像が明るすぎたり暗すぎたりしても、保存した後に(プリントする時に)明るさを変えたり、フィルタをかけたりして、好みの絵面になった段階でプリントする、というワザが使えるのです。スゴイ!
右のが補正なし。露出オーバー気味だったので、プリントする前に露出補正で暗めにしてみたのが左です。
この他に、通行人にシャッターをお願いして撮った記念写真で、人物が小さすぎに写っていたので、プリントする時にクロッピング(まあデジタルズームですよね)して再プリントしたりもしてみました。
(人物写真だし、プリントを母にあげてしまって手元にプリントもないし、ということで話だけですみません。)
最初、その写真を見て、「(人が)遠くて、小さすぎたね」とガッカリしていた母のために、人物を拡大して再プリントしたら、「表情がよく見えるようになった」と言って母は喜んでいました。
画像を拡大するとどうしてもデジタルっぽい粗さが出て、カクカクしてベタッとした塗り絵っぽい画像になって、わたしはあまり好きではありませんでした。
でも、母は喜んでくれたから、場合によってはよい機能なのだなと思います。
この記事、「フィルムカメラ」のカテゴリに入れてみたけど、チェキってフィルム使ってないよね。写真がプリントされてウィーンと出てくるあれは、フィルムじゃなくて印画紙だよね?
や、でも、「チェキのフィルムください」ってカメラ屋で言うと、ちゃんと通じるから、やっぱりあれはフィルムなのか?
などなどと、どうでもいいことを考えたりもしつつ、デジタルチェキ、かなり気に入ったのでした。
鳥取と島根
松江の実家に帰ったついでに、とっとり花回廊に行ってきました。
お供のカメラは、久しぶりのFujifilm X20。
ズームレンズ付きのコンパクトカメラだけど、見た目や操作性が昔風で気に入っている。旅行とか、ここぞという時に使うことが多いカメラ。
中央のドーム型の大型温室の中にはなぜか石垣があって、その石の隙間にチランジアがいっぱい埋め込んでありました。
花が咲いたり子株を吹いたり、チーさんたちは置かれた場所でそれなりに楽しそうにやっておりました。
通常、食べ物のために行列を並ぶなんてしないんですけど、梨ソフトクリームはどうしても食べたかったので。
いつやったのか記憶にないけど、X20の液晶モニタの設定を晴天ナントカっていうのにしていたようで、モニタに映る画像がミョーに明るくて、なんかおかしいなと思いながらもマイナス補正しまくりながら撮っていたのでした。
家に帰ってPCに取り込んでみたら、当然のように、全部アンダーでした。
アンダーでちょうどよかったカットもありましたけど。